【管理 栄養士 監修】アジのカロリーや栄養、サバやサンマとの違いなどについて栄養コンシェルジュがご紹介

【管理 栄養士 監修】アジのカロリーや栄養、サバやサンマとの違いなどについて栄養コンシェルジュがご紹介

6月3日は《あじの日》です!
あじの日となった由来やあじのカロリーや栄養成分を他の食べ物と比較しながらまとめてみました。

6月3日が《あじの日》となるのはなぜ?

あじは6月から7月にかけて漁獲量が増えていき、また鯵自体も脂がのって美味しくなるため、6月3日を《あじの日》としたようです。

あじはアジフライや鯵の開き、南蛮漬け、蒲焼きなどの料理で食べられている食材ですね☆

鯵の開き

あじにはビタミンDやビタミンB12が豊富!

まあじ100gに含まれるカロリーと三大栄養素は以下の通りです。

カロリー:112kcal
たんぱく質:19.7g
脂質:4.5g
炭水化物:0.1g

 

このように鯵にはたんぱく質が豊富に含まれています。

あじ以外にも大豆製品(豆腐納豆など)や魚(アジサバなど)、肉類(牛肉やハムなど)にもたんぱく質は多く含まれています。

たんぱく質が多い食品(100gあたり)、アジをなっとう・タコ・ハムと比較、鯵19.7g・納豆16.5g・たこ16.4g・ハム18.6g

またあじはビタミンD(カルシウムの吸収を助ける働きがある)ビタミンB12(赤血球を作る働きがある)を豊富に含んでいる食品です。

 

そこで20代女性がまあじ100gを食べた場合に1日に必要なビタミンやミネラルをどのぐらい摂取できるのかまとめてみました。

あじの栄養(ビタミン)ビタミンA ビタミンD ビタミンE ビタミンK ビタミンB1 ビタミンB2 ナイアシン ビタミンB6 ビタミンB12 葉酸 パントテン酸 ビオチン ビタミンC

あじの栄養成分

あじはカテゴリー2Cに分類されます!

鯵は食品カテゴリーマップの分類ではカテゴリー2Cとなります!

たんぱく質や脂質を含むところがカテゴリー2の特徴です。

アジ以外にも鰯や鮭、かまぼこもカテゴリー2Cに分類されます。

あじ,鯵,カテゴリー2,たんぱく質,脂質

他の青魚との違いはどこにある?

鯵は青魚に分類されるので、他の青魚と栄養価にどのような違いがあるのか調べてみました。

 

今回はアジ・サバ・サンマの3種類の青魚で比べてみます。(可食部100gで比較)

 

まずはカロリー・三大栄養素(たんぱく質・脂質・炭水化物)です。

カロリー,三大栄養素,たんぱく質,脂質,炭水化物,アジ,サバ,サンマ

※日本食品標準成分表(八訂)増補2023年 まあじ/皮つき/生、まさば/生、さんま/皮つき/生より

カロリーや脂質はアジやサバよりもサンマの方が多いようです。

一方、たんぱく質や炭水化物はアジやサンマよりもサバの方がわずかに多いようです。

 

続いて、ビタミンです。

ビタミンA,ビタミンD,ビタミンB1,葉酸,ビタミンC,アジ,サバ,サンマ

※日本食品標準成分表(八訂)増補2023年 まあじ/皮つき/生、まさば/生、さんま/皮つき/生より

ビタミンA(粘膜や皮膚を保つ役割や視覚を維持する働きを持つ)ビタミンB1(糖質をエネルギーに変換させる働きがある)ビタミンC(活性酸素から守る役割やコラーゲン合成を助ける働きがある)は、アジやサンマよりもサバの方が多いようです。

一方、ビタミンD(カルシウムの吸収を助ける働きがある)葉酸(DNAや赤血球を作る働きを持つ)は、アジやサバよりもサンマの方が多いようです。

 

最後にミネラルです。

ナトリウム,カリウム,カルシウム,鉄,アジ,サバ,サンマ

※日本食品標準成分表(八訂)増補2023年 まあじ/皮つき/生、まさば/生、さんま/皮つき/生より

カリウム(体水分量を調節する役割や筋肉を収縮させる働きを持つ)カルシウム(骨や歯の材料という役割や筋肉の動きを保つ働きがある)は、サバやサンマよりもアジの方が多いようです。

一方、ナトリウム(体内の水分量を調節する働きがある)鉄(赤血球の材料という役割を持つ)は、アジやサバよりもサンマの方が多いようです。

 

ちなみに、サバやサンマもアジと同様にカテゴリー2に分類されます。

あじ,鯵,さんま,秋刀魚,さば,鯖,カテゴリー2,たんぱく質,脂質

あじなどの魚が分類されるカテゴリー2の食品を毎食揃えて、健康投資をしませんか?

あじ,アジ,鯵,食品選択,スーパー

食品カテゴリーマップについてはYouTube動画もチェック!

YouTubeにて、一般社団法人日本栄養コンシェルジュ協会代表理事の岩崎真宏が食品カテゴリーマップについての解説動画をアップしています。

気になる方はぜひご視聴ください☆

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土肥慎司

一般社団法人日本栄養コンシェルジュ協会

土肥慎司

ヘルスケア会社にて、健康管理に関するシステム・商品の開発に携わる管理栄養士。
専門学校では栄養学の講師を務め、基礎から実践までをわかりやすく伝えている。

また、スポーツ選手や保護者、指導者を対象に、栄養セミナーや個別の栄養サポートを実施。
高校まで野球に取り組んだ自身の経験を活かし、選手目線に立った現実的な提案を大切にしている。

管理栄養士が考える「理想的な100点の食事」を押し付けるのではなく、
選手・家族・チームそれぞれのライフスタイルを踏まえた、続けられる栄養の考え方を伝えている。

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