【管理 栄養士 監修】ふぐのカロリーや栄養、料理について栄養コンシェルジュがご紹介

2月9日が《ふくの日》となるのはなぜ?

『ふく(ふ→2、く→9)』という語呂合わせから2月9日を《ふくの日》としたようです。

ところで、「ふく」とは何かわかりますか?

実は河豚(フグ)のことなんです。

ふぐの本場である下関では、縁起の良い「福」にあやかって「ふく」と呼ぶようになったそうです。

 

ふぐを使った料理には以下のように様々な料理があります☆

生:ふぐ刺しなど
蒸:酒蒸しなど
茹:ふぐしゃぶなど
煮:ふぐちり(てっちり)など
焼:焼きふぐなど
揚:唐揚げなど

 

また、山口県の郷土料理には「ふく刺し」という料理があります。

農林水産省のホームページ、うちの郷土料理によると、

ふぐ漁で主流の延縄漁は山口県で生まれ、改良が重ねられた。中でもふぐ食の歴史が長いのは下関地域で、加工場や料理店が集中しているため、全国各地から天然・養殖ふぐが集められ、ふぐの本場として知られている。かつてふぐは食べることが禁止されている時期があった。それは、豊臣秀吉が朝鮮出兵の際、兵士がふぐを食べて死亡したできごとから、ふぐ食禁止令が出されたため。その後、伊藤博文がふぐのうまさに感心し、明治21年山口県のみで解禁。ふぐ料理公認第一号店「春帆楼」は、日清講和条約の締結会場としても有名だ。とはいえ、一般庶民はふぐ食をしていたといわれており、当時は味噌汁の具にすることもあったという。ふぐ食禁止令解禁後、その舞台となった下関市はふぐとともに発展。下関地域では、ふぐのことを縁起を担ぎ、福にちなんで“ふく”と呼び、その刺身を「ふく刺し」とも呼ぶ。透けるほどに薄く切り分けるのが特徴で、菊の花のように盛り付ける「菊盛り」や、ツルを模した「鶴盛り」などの、多彩な盛り方がある。

とのことです。

皆さんも山口県を訪れた際にはぜひ一度ご賞味ください☆ 

ふぐ,ふぐ刺し,ふく,ふく刺し

出典:農林水産省のホームページ、うちの郷土料理 山口県 ふく刺し

ふぐにはビタミンDやビタミンB12が豊富!

まふぐ100gに含まれるカロリーと三大栄養素は以下の通りです。

カロリー:78kcal
たんぱく質:18.9g
脂質:0.4g
炭水化物:0g

 

このようにブリはたんぱく質(身体を作る材料となる)を豊富に含んでいる食品です。

ブリ以外にもたまごや肉類(牛肉やハムなど)、豆腐にもたんぱく質は多く含まれています。

たんぱく質,ふぐ,ふく,納豆,たこ,ハム

またふぐはビタミンD(カルシウムの吸収を助ける働きがある)ビタミンB12(赤血球を作る働きがある)を豊富に含んでいる食品です。

そこで20代女性がまふぐ100gを食べた場合に1日に必要なビタミンやミネラルをどのぐらい摂取できるのかまとめてみました。

ふぐの栄養(ビタミン)ビタミンA ビタミンD ビタミンE ビタミンK ビタミンB1 ビタミンB2 ナイアシン ビタミンB6 ビタミンB12 葉酸 パントテン酸 ビオチン ビタミンC
ふぐの栄養(ミネラル)ナトリウム カリウム カルシウム マグネシウム リン 鉄(月経なし) 鉄(月経あり) 亜鉛 銅 マンガン ヨウ素 セレン クロム モリブデン

充足率
まふぐ100g食べた場合に20代女性が1日に必要な各栄養素をどの程度摂取できるかを示した割合。

*1 推定平均必要量:ナトリウム
*2 推奨量:カルシウム、マグネシウム、鉄、亜鉛、銅、ヨウ素、セレン、モリブデン、ビタミンA、ビタミンB1、ビタミンB2、ナイアシン、ビタミンB6、ビタミンB12、葉酸、ビタミンC
*3 目安量:カリウム、リン、マンガン、クロム、ビタミンD、ビタミンE、ビタミンK、パントテン酸、ビオチン

日本食品標準成分表2020年版(八訂)、日本人の食事摂取基準(2020年版)から計算。

ふぐの栄養成分

ふぐはカテゴリー2Cに分類されます!

ふぐは食品カテゴリーマップの分類ではカテゴリー2Cとなります!

たんぱく質や脂質を含むところがカテゴリー2の特徴です。

ふぐ以外にもあじやさけもカテゴリー2Cに分類されます。

カテゴリー2,たんぱく質,脂質,ふぐ,魚

ふぐを使ったふぐしゃぶや唐揚げを食べて、たんぱく質を美味しく摂取しましょう☆

また、カテゴリー2のふぐだけでなく、カテゴリー1のおむすびやパン、カテゴリー3の野菜やきのこを食べて、毎食カテゴリー1・2・3が揃うようにしましょう☆

土肥慎司

一般社団法人日本栄養コンシェルジュ協会

土肥慎司

ヘルスケア会社に勤務し、健康管理に関するシステムや商品の開発に携わり、
また専門学校にて栄養学の講師を担当。
その傍ら、スポーツ選手や保護者、スポーツ関係者への栄養セミナー、栄養サポートを展開。
自身も高校まで野球をしていた経験から、選手目線での提案を心掛け、
栄養士が考える100 点の食事を押し付けるのではなく、
選手や家族、チームのライフスタイルを踏まえたうえでのアドバイスに取り組んでいる。

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