【管理 栄養士 監修】柿のカロリーや栄養、甘がきと干し柿の違いなどについて栄養コンシェルジュがご紹介

【管理 栄養士 監修】柿のカロリーや栄養、甘がきと干し柿の違いなどについて栄養コンシェルジュがご紹介

10月26日は《柿の日》です!
柿の日となった由来や柿のカロリーや栄養成分を他の食べ物と比較しながらまとめてみました。

10月26日が《柿の日》となるのはなぜ?

10月26日に正岡子規が奈良旅行をした際に有名な、「柿食へば鐘が鳴るなり法隆寺」の句を詠んだことから10月26日を《柿の日》と制定したようです。

柿はそのまま食べるだけでなく、白和えやなますなどの料理にも使われる食品ですね☆

大根と柿の酢の物,柿なます

柿にはビタミンCが豊富!

柿100gに含まれるカロリーと三大栄養素は以下の通りです。

カロリー:63kcal
たんぱく質:0.4g
脂質:0.2g
炭水化物:15.9g

 

また柿はビタミンC(活性酸素から守る役割やコラーゲン合成を助ける働きがある)を豊富に含んでいる食品です。

柿以外にも野菜(ゴーヤ小松菜など)や果物(みかんやいちごなど)にもビタミンCは多く含まれています。

ビタミンCが多い食品(100gあたり)、柿をゴーヤ・小松菜・レモンと比較、かき70mg・ゴーヤ76mg・こまつな39mg・レモン100mg

また20代女性が柿100gを食べた場合に1日に必要なビタミンやミネラルをどのぐらい摂取できるのかまとめてみました。

かきの栄養(ビタミン)ビタミンA ビタミンD ビタミンE ビタミンK ビタミンB1 ビタミンB2 ナイアシン ビタミンB6 ビタミンB12 葉酸 パントテン酸 ビオチン ビタミンC
カキの栄養(ミネラル)ナトリウム カリウム カルシウム マグネシウム リン 鉄(月経なし) 鉄(月経あり) 亜鉛 銅 マンガン ヨウ素 セレン クロム モリブデン

充足率
柿100g食べた場合に20代女性が1日に必要な各栄養素をどの程度摂取できるかを示した割合。

*1 推定平均必要量:ナトリウム
*2 推奨量:カルシウム、マグネシウム、鉄、亜鉛、銅、ヨウ素、セレン、モリブデン、ビタミンA、ビタミンB1、ビタミンB2、ナイアシン、ビタミンB6、ビタミンB12、葉酸、ビタミンC
*3 目安量:カリウム、リン、マンガン、クロム、ビタミンD、ビタミンE、ビタミンK、パントテン酸、ビオチン

日本食品標準成分表2020年版(八訂)、日本人の食事摂取基準(2020年版)から計算。

柿の栄養成分

柿はカテゴリー6に分類されます!

柿は食品カテゴリーマップの分類ではカテゴリー6となります!

果糖や砂糖を含むところがカテゴリー6の特徴です。

柿以外にもりんごやぶどうもカテゴリー6に分類されます。

カキは食品カテゴリーマップのカテゴリー6に分類、カテゴリー6は果糖を含む食品が該当

甘がきと干し柿との違いはどこにある?

柿には甘がきと干し柿があります。

そこで、甘がきと干し柿では栄養価にどのような違いがあるのか調べてみました。(可食部100gで比較)

 

まずはカロリー・三大栄養素(たんぱく質・脂質・炭水化物)です。

甘がき,干し柿,カロリー,三大栄養素,たんぱく質,脂質,炭水化物

※日本食品標準成分表(八訂)増補2023年 甘がき/生、干しがきより

カロリーやたんぱく質、脂質、炭水化物のすべてにおいて、干し柿の方が甘がきよりも多く含んでいるようです。
干すことで水分が抜け、栄養素が凝縮していることがわかりますね!

 

続いて、ビタミンです。

甘がき,干し柿,ビタミンA,ビタミンD,ビタミンB1,葉酸,ビタミンC

※日本食品標準成分表(八訂)増補2023年 甘がき/生、干しがきより

ビタミンB1(糖質をエネルギーに変換させる働きがある)ビタミンC(活性酸素から守る役割やコラーゲン合成を助ける働きがある)は、甘がきの方が干し柿よりも多く含んでいるようです。

一方、ビタミンA(粘膜や皮膚を保つ役割や視覚を維持する働きを持つ)葉酸(DNAや赤血球を作る働きを持つ)は、干し柿の方が甘がきよりも多く含んでいるようです。

そして、ビタミンD(カルシウムの吸収を助ける働きがある)は、甘がきにも干し柿にも含まれていません。

 

最後にミネラルです。

甘がき,干し柿,ナトリウム,カリウム,カルシウム,鉄

※日本食品標準成分表(八訂)増補2023年 甘がき/生、干しがきより

ナトリウム(体内の水分量を調節する働きがある)カリウム(体水分量を調節する役割や筋肉を収縮させる働きを持つ)カルシウム(骨や歯の材料という役割や筋肉の動きを保つ働きがある)鉄(赤血球の材料という役割を持つ)のすべてにおいて、干し柿の方が甘がきよりも多く含んでいるようです。

 

ちなみに、甘がきも干し柿もカテゴリー6に分類されます。

甘がき・干し柿は食品カテゴリーマップのカテゴリー6に分類、カテゴリー6は果糖を含む食品が該当

“柿”をおすすめする際のアドバイス例

“柿”に含まれる栄養素を踏まえると、お客様に以下のようなアドバイスができそうですね☆

「美肌を目指すお客様には柿を提案してみてください!」
→“柿”にはビタミンCが含まれており、ビタミンCはコラーゲン合成を助ける働きがあります。
 “柿”は美容と健康の味方になります。

「秋のトレーニング期には旬の柿を活用しましょう!」
→“柿”は10月に旬を迎える食品で、この時期に栄養価が高まります。
 季節の食材を取り入れることで、食事のバリエーションも広がり、お客様の食事管理も楽しくなります。

「身体づくりには柿だけでなく、バランスが大切です!」
→“柿”はカテゴリー6なので、毎食カテゴリー1(おむすびやパン)、カテゴリー2(肉や魚)、カテゴリー3(野菜や海藻)を揃えた上で取り入れましょう。
 栄養バランスが体づくりの基本です。

干し柿

食品カテゴリーマップについてはYouTube動画もチェック!

YouTubeにて、一般社団法人日本栄養コンシェルジュ協会代表理事の岩崎真宏が食品カテゴリーマップについての解説動画をアップしています。

気になる方はぜひご視聴ください☆

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土肥慎司

一般社団法人日本栄養コンシェルジュ協会

土肥慎司

ヘルスケア会社に勤務し、健康管理に関するシステムや商品の開発に携わり、
また専門学校にて栄養学の講師を担当。
その傍ら、スポーツ選手や保護者、スポーツ関係者への栄養セミナー、栄養サポートを展開。
自身も高校まで野球をしていた経験から、選手目線での提案を心掛け、
栄養士が考える100 点の食事を押し付けるのではなく、
選手や家族、チームのライフスタイルを踏まえたうえでのアドバイスに取り組んでいる。

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