【管理 栄養士 監修】ぶりのカロリーや栄養、料理について栄養コンシェルジュがご紹介

12月20日が《ブリの日》となるのはなぜ?

ぶ(2)、りん→輪=0と読めること、ブリを漢字で書くと「鰤」となり、12月は「師走」とも呼ばれること。

以上のことから、12月20日が《ブリの日》としたそうです!

ぶりを使った料理には以下のように様々な料理があります☆

生:おさしみなど
蒸:酒蒸しなど
茹:ぶりしゃぶなど
煮:煮つけなど
焼:照り焼きなど
炒:バターソテーなど
揚:竜田揚げなど

 

また、石川県の郷土料理には「ぶり大根」という料理があります。

農林水産省のホームページ、うちの郷土料理によると、

石川県の伝統食材を語るうえで欠かせないのが、ブリである。初冬、「ぶりおこし」と呼ばれる雷が雷鳴を響かせる時期になると能登の内浦地区で定置網を使った本格的なブリ漁がはじまる。養殖のブリも一般的になったが、脂ののりや味、身のしまりは天然ブリが大きく勝っているといわれる。
厳冬期の寒ブリはとくに脂がのっていて、刺身で食べると醤油をはじくほどだという。暮れの祝いごとや贈答品に使われ珍重されており、“コゾクラ”、“フクラギ”、“ガンド”と大きさによって名前を変える出世魚のため、縁起物としても喜ばれる。江戸時代、とれたてのブリは、城下に出まわる前にまず藩主へ献上されたという。「ブリ一本、米一俵」ともいわれる高級食材で、庶民が口にすることは滅多になかったといわれている。

とのことです。

皆さんも冬の石川県を訪れた際にはぜひ一度ご賞味ください☆ 

ぶりにはビタミンDやビタミンB12が豊富!

ぶり100gに含まれるカロリーと三大栄養素は以下の通りです。

カロリー:222kcal
たんぱく質:21.4g
脂質:17.6g
炭水化物:0.3g

 

このようにブリはたんぱく質(身体を作る材料となる)を豊富に含んでいる食品です。

ブリ以外にもたまごや肉類(牛肉やハムなど)、豆腐にもたんぱく質は多く含まれています。

たんぱく質,ぶり,ブリ,鰤,納豆,たこ,ハム

またブリはビタミンD(カルシウムの吸収を助ける働きがある)ビタミンB12(赤血球を作る働きがある)を豊富に含んでいる食品です。

そこで20代女性がぶり100gを食べた場合に1日に必要なビタミンやミネラルをどのぐらい摂取できるのかまとめてみました。

鰤の栄養(ビタミン)ビタミンA ビタミンD ビタミンE ビタミンK ビタミンB1 ビタミンB2 ナイアシン ビタミンB6 ビタミンB12 葉酸 パントテン酸 ビオチン ビタミンC
鰤の栄養(ミネラル)ナトリウム カリウム カルシウム マグネシウム リン 鉄(月経なし) 鉄(月経あり) 亜鉛 銅 マンガン ヨウ素 セレン クロム モリブデン

充足率
ぶり100g食べた場合に20代女性が1日に必要な各栄養素をどの程度摂取できるかを示した割合。

*1 推定平均必要量:ナトリウム
*2 推奨量:カルシウム、マグネシウム、鉄、亜鉛、銅、ヨウ素、セレン、モリブデン、ビタミンA、ビタミンB1、ビタミンB2、ナイアシン、ビタミンB6、ビタミンB12、葉酸、ビタミンC
*3 目安量:カリウム、リン、マンガン、クロム、ビタミンD、ビタミンE、ビタミンK、パントテン酸、ビオチン

日本食品標準成分表2020年版(八訂)、日本人の食事摂取基準(2020年版)から計算。

ぶりの栄養成分

ぶりはカテゴリー2Cに分類されます!

ぶりは食品カテゴリーマップの分類ではカテゴリー2Cとなります!

たんぱく質や脂質を含むところがカテゴリー2の特徴です。

ぶり以外にもあじやさばもカテゴリー2Cに分類されます。

カテゴリー2,たんぱく質,脂質,ぶり,ブリ,鰤,魚

ぶりを使ったぶり大根や照り焼きを食べて、たんぱく質を美味しく摂取しましょう☆

また、カテゴリー2のぶりだけでなく、カテゴリー1のおむすびやパン、カテゴリー3の野菜やきのこを食べて、毎食カテゴリー1・2・3が揃うようにしましょう☆

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土肥慎司

一般社団法人日本栄養コンシェルジュ協会

土肥慎司

ヘルスケア会社にて、健康管理に関するシステム・商品の開発に携わる管理栄養士。
専門学校では栄養学の講師を務め、基礎から実践までをわかりやすく伝えている。

また、スポーツ選手や保護者、指導者を対象に、栄養セミナーや個別の栄養サポートを実施。
高校まで野球に取り組んだ自身の経験を活かし、選手目線に立った現実的な提案を大切にしている。

管理栄養士が考える「理想的な100点の食事」を押し付けるのではなく、
選手・家族・チームそれぞれのライフスタイルを踏まえた、続けられる栄養の考え方を伝えている。

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