食品カテゴリーマップ®「カテゴリー1番」=主食グループ!
ごはん・パン・麺・いも類など、デンプン(糖質)が主成分の食品です。
✔ 成長や活動に欠かせないエネルギー源
✔ 食事バランスの土台
✔ 摂りすぎると肥満リスクも…
👉 日本栄養コンシェルジュ協会が開発した唯一の公式ツール「食品カテゴリーマップ®」を使って、バランスのよい主食の摂り方を一緒に考えてみましょう。
食品カテゴリーマップ®は、一般社団法人 日本栄養コンシェルジュ協会が開発した唯一の公式ツールです。
食品を「最も多く含まれる栄養成分」によって7つのカテゴリーに整理し、難しい栄養学をシンプルに理解できるよう設計されています。
教育機関・医療機関・スポーツの現場でも導入されており、栄養学を“見てわかる形”にした信頼性の高いツールとして広く活用されています。
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カテゴリー1には、ごはん・パン・めん類・いも類といった、主成分にデンプン(糖質)を多く含む食品が分類されます。
いわゆる「主食」とは、毎日の食事で中心となり、体を動かすためのエネルギー源となる食品のこと。
カテゴリー1はその主食にあたるグループで、食生活の土台をつくる存在です。
カテゴリー1の食品は、あらゆる世代にとって食生活の基盤となる存在です。
成長期の子どもから、活動的な大人やアスリート、さらには健康維持を心がける高齢者まで、主食は毎日の暮らしを支えています。
☑ 成長に必要(子ども・学生)
体と脳の発達には十分なエネルギーが欠かせません。特に朝ごはんで主食をしっかり摂ることが集中力や学習意欲にもつながります。
☑ 運動・活動の燃料(大人・アスリート)
日常生活やスポーツに取り組む人にとって、糖質は体を動かすための重要な燃料です。
試合や運動の前にはおにぎりやうどんなど消化の良い主食でエネルギー補給を行いましょう。
☑ 高齢者の健康維持
高齢期には食が細くなりがちですが、主食は少量でも効率よくエネルギーを補給できます。
ごはんをやわらかめに炊いたり、消化の良い麺類やじゃがいも料理を取り入れると無理なく続けられます。
☑ 食事バランスの土台(すべての世代に共通)
主食をベースに、野菜やたんぱく質食品を組み合わせることで、栄養バランスの整った食事に仕上がります。
食品カテゴリーマップ®の「カテゴリー1番」に含まれる主食(ごはん・パン・麺類・いも類)は、主成分としてデンプン(多糖類:糖がたくさんつながった形)を含み、体を動かす大切なエネルギー源です。
しかし、摂りすぎると余ったエネルギーは脂肪として蓄積され、肥満や生活習慣病のリスクにつながります。
厚生労働省「日本人の食事摂取基準(2025年版)」でも、糖質全体の摂取量は総エネルギーの50〜65%を目安とすることが示されています。これは、主食を含む糖質の摂取が欠かせない一方で、適量を超えると健康を損なう可能性があることを意味します。
さらに補足として、WHOは砂糖や果汁などに含まれる遊離糖(単糖類や二糖類)について、総エネルギーの10%未満に抑えることを推奨しています。これはカテゴリー1番のデンプンとは別の栄養素ですが、「糖質全体の摂りすぎには注意が必要」という点では共通しています。
主食は「悪いもの」ではなく、食品カテゴリーマップ®で位置づけを確認しながら、適量を守って取り入れることが大切です。
・ごはんは茶碗1杯を目安に、主菜(カテゴリー2)・副菜(カテゴリー3)を組み合わせる
・パンを選ぶ際は菓子パン(カテゴリー6)ではなく、全粒粉やライ麦パンなど食事パンを選ぶ
・スポーツ前の補食には、おにぎりやゆでじゃがいもなどデンプン(カテゴリー1)が主成分の食品を活用
・いも類はビタミンや食物繊維も含むため、主食の一部として取り入れると栄養バランスが良くなる
食品カテゴリーマップ®の「カテゴリー1番」は、私たちの体を動かすエネルギー源=主食グループです。
成長や活動に欠かせない一方、摂りすぎは肥満や不調の原因になるため、量とバランスを意識することがポイント。
食品カテゴリーマップ®は、日本栄養コンシェルジュ協会公式サイトからどなたでも無料でダウンロードできるオープンなツールです。
日々の食事や買い物で「何を選べばいいのか」を考えるときに、気軽に役立てていただけます。
一方で、このマップをより深く理解し、食事指導やダイエットサポート、スポーツ現場などで実践的に活用できるのは「栄養コンシェルジュ®」講座を受講した資格者です。
食と栄養学の資格『栄養コンシェルジュ』を取得することで、食品カテゴリーマップ®を“正しく、そして効果的に”使いこなせるようになります。
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