【管理 栄養士 監修】なすのカロリーや栄養、生とゆでとの違いなどについて栄養コンシェルジュがご紹介

【管理 栄養士 監修】なすのカロリーや栄養、生とゆでとの違いなどについて栄養コンシェルジュがご紹介

4月17日は《なすび記念日》です!
なすの日となった由来やなすのカロリーや栄養成分についてまとめてみました。

なぜ4月17日が《なすび記念日》?

『良いなす(よ→4、い→1、な→7、す)』という語呂合わせから4月17日を《なすび記念日》としたようです。

ちなみに江戸幕府を開いたことで有名な徳川家康はなすが大好物だったそうです。

その徳川家康の命日が4月17日ということも4月17日を《なすび記念日》に制定した理由の1つのようです。

 

また、香川県の郷土料理には「なすそうめん」という料理があります。

農林水産省のホームページ、うちの郷土料理によると、

旬のなすと小豆島特産のそうめんを用いて、唐辛子で味を引き立てた家庭料理で、主食にもおかずにも最適である。そうめんは少しご飯の足らない時に常備しておくと便利な食材であり、なすそうめんは「おなすにそうめんを抱かせる」といわれるように主婦にとっては大変扱いやすく熟練したこつを必要とせず、簡単につくれるので、広く一般家庭に浸透している料理である。なすは油と煮汁を含んで柔らかく、ボリュームもあり、食欲のない暑い夏にも食べやすく、夏バテ防止にもなるといわれている。
香川県西部で栽培され、一般的ななすの約3倍の大きさで皮が柔らかい品種の三豊なすを使うことも多く、そのとろけるような食感が、出汁によく合い具材として重宝される。

とのことです。

皆さんも香川県を訪れた際にはぜひ一度ご賞味ください☆ 

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なすは低カロリーでヘルシー!

なす100gに含まれるカロリーと三大栄養素は以下の通りです。

カロリー:18kcal
たんぱく質:1.1g
脂質:0.1g
炭水化物:5.1g

※日本食品標準成分表(八訂)増補2023年より算出

 

なすは100gで18kcalでとても低カロリーな食品です。

ダイエットの際にたくさん食べても安心ですね☆

20代女性がなす100gを食べた場合に1日に必要なビタミンやミネラルをどのぐらい摂取できるのかまとめてみました。

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充足率
なす100g食べた場合に20代女性が1日に必要な各栄養素をどの程度摂取できるかを示した割合。

*1 推定平均必要量:ナトリウム
*2 推奨量:カルシウム、マグネシウム、鉄、亜鉛、銅、ヨウ素、セレン、モリブデン、ビタミンA、ビタミンB1、ビタミンB2、ナイアシン、ビタミンB6、ビタミンB12、葉酸、ビタミンC
*3 目安量:カリウム、リン、マンガン、クロム、ビタミンD、ビタミンE、ビタミンK、パントテン酸、ビオチン

日本食品標準成分表(八訂)増補2023年、日本人の食事摂取基準(2020年版)から計算。

なすの栄養成分

なすはカテゴリー3に分類されます!

なすは食品カテゴリーマップの分類ではカテゴリー3となります!

ビタミンやミネラル、食物繊維を含むところがカテゴリー3の特徴です。

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生とゆでと栄養価の違いはどこにある?

なすは調理することでどの程度栄養素が変化するのでしょうか。

今回は生とゆででは栄養価にどのような違いがあるのか調べてみました。

 

まずはカロリー・三大栄養素(たんぱく質・脂質・炭水化物)です。

なす,カロリー,たんぱく質,脂質,炭水化物

※日本食品標準成分表(八訂)増補2023年 なす/果実/生、なす/果実/ゆでより

カロリー・たんぱく質・炭水化物においては茹でることでわずかに減少し、脂質については変わらずという結果になりました。

 

続いて、ビタミンです。

なす,ビタミンA,ビタミンD,ビタミンB1,葉酸,ビタミンC

※日本食品標準成分表(八訂)増補2023年 なす/果実/生、なす/果実/ゆでより

ビタミンB1(糖質をエネルギーに変換させる働きがある)葉酸(DNAや赤血球を作る働きを持つ)ビタミンC(活性酸素から守る役割やコラーゲン合成を助ける働きがある)は茹でることでわずかに減少し、ビタミンA(粘膜や皮膚を保つ役割や視覚を維持する働きを持つ)については変わらずという結果になりました。

また、ビタミンD(カルシウムの吸収を助ける働きがある)はそもそも茄子に含まれていません。

 

最後にミネラルです。

なす,ナトリウム、カリウム、カルシウム、鉄

※日本食品標準成分表(八訂)増補2023年 なす/果実/生、なす/果実/ゆでより

カリウム(体水分量を調節する役割や筋肉を収縮させる働きを持つ)は茹でることで減少し、ナトリウム(体内の水分量を調節する働きがある)カルシウム(骨や歯の材料という役割や筋肉の動きを保つ働きがある)はわずかに増加し、鉄(赤血球の材料という役割を持つ)については変わらずという結果になりました。

ナトリウムやカルシウムは実際に増加したというよりは誤差の範疇といったところでしょうか。

茄子は茹でることによる栄養素の損失はそこまで気にならないかと思います。
茄子をモリモリ食べて健康投資をしましょう!

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土肥慎司

一般社団法人日本栄養コンシェルジュ協会

土肥慎司

ヘルスケア会社に勤務し、健康管理に関するシステムや商品の開発に携わり、
また専門学校にて栄養学の講師を担当。
その傍ら、スポーツ選手や保護者、スポーツ関係者への栄養セミナー、栄養サポートを展開。
自身も高校まで野球をしていた経験から、選手目線での提案を心掛け、
栄養士が考える100 点の食事を押し付けるのではなく、
選手や家族、チームのライフスタイルを踏まえたうえでのアドバイスに取り組んでいる。

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