学校法人三幸学園のスポーツトレーナー科には数多くの専門コースがあります。2年生に進級するタイミングで自分に合ったコースを選択し、専門的な知識やスキルを深めた唯一無二のパーソナルトレーナーを目指すことができる学校です。
本記事では、専門コース選択の一つである〝栄養トレーナーコース〟に在籍する学生に、授業内容や就職活動状況などインタビューを行いましたのでご紹介します。
栄養トレーナーコースとは、健康管理やアスリートのパフォーマンス向上に必要不可欠なトレーニングと栄養学の実践的知識を修得できる学校法人三幸学園(リゾート&スポーツ専門学校、スポーツ&メディカル専門学校)の専門コースです。
栄養トレーナーコースは以下の学校で導入されています。
※学校をクリックするとホームページ(栄養トレーナーコース)を確認することができます
※栄養と運動の知識と技術を学べる栄養トレーナーコースは上記専門学校でのみ導入されています。
健康志向の高まりなどから、栄養と運動(スポーツ)の知識・技術をもった栄養トレーナーがスポーツ業界で求められています。
アスリートのベストパフォーマンスを引き出したり、一般の方々の健康増進を手助けできる力を身につけることができる専門コースです。
就職先のジムなどトレーニング施設のほとんどで栄養業務があることから、栄養学の知識と実践力を手に入れたパーソナルトレーナーは就職活動でも有利になるのです。
-- 奥谷さん、今日はよろしくお願いします。改めてお名前と好きな食べ物を教えてください。
奥谷さん:よろしくお願いいたします!奥谷菜々子です!好きな食べ物は指定野菜にも追加されたブロッコリーです。ブロッコリーが好きな理由は、可愛くて面白い見た目をしているからです (笑) あと、ビタミンやミネラル、食物繊維も多く栄養素が豊富なところも魅力的です。
-- 2年生になって栄養トレーナーコースに進もうと思ったきっかけがあれば教えてください。
奥谷さん:昔から食べ物や栄養に興味があり、独学で色々と調べていました。特に摂食障害を経験したことがきっかけで、流行の栄養情報や食品のカロリーについて深く学ぶようになりました。当時は「痩せるために」と思っていましたが、結果的にその知識が今の栄養学への興味・関心につながりました。
ただ、独学ではどうしても断片的な知識になりがちなので、体系的に正しい知識を身につけたいと思い、栄養学を専門的に学べるコースがある大阪リゾート&スポーツ専門学校に入学しました。
実際に学校で「スポーツ栄養学」を学んだとき、栄養学は想像以上に奥が深くて、単に健康やダイエットのためだけではなく、スポーツパフォーマンスにも関わることを知り、さらに興味が湧きました。
-- 特に印象に残っている授業内容はありますか?
奥谷さん:特に記憶に残っている栄養学の授業は、「野菜」に関する内容です。例えば、玉ねぎがどのように体の細胞にアプローチするのか、なぜその働きが重要なのかといった根本的な部分からしっかり学ぶことができ、とても印象に残っています。
また、「食事の最初に野菜を食べることで、満腹感を得やすくなり、さらに食後の血糖値の上昇を抑えることができる」という話もとても興味深かったです。それまではあまり意識して野菜を食べることはなかったのですが、この授業をきっかけに「野菜ってこんなにすごいんだ!」と実感し、積極的に食べるようになりました。
栄養トレーナーコースの授業は、専門的な知識を学べるだけでなく、実践に特化している点が大きな魅力です。学んだことをすぐに日常生活や指導に活かせるので、知識が身につくスピードも速く、学ぶ楽しさをより実感できています。
-- 栄養トレーナーコースに進んで就職活動の手ごたえなどはいかがでした?
奥谷さん:面接の際に栄養学について直接聞かれることはありませんでしたが、「自分には栄養学を学んできたという強みがある」という自信が心の支えとなり、リラックスして臨むことができました。その結果、全国に展開しているパーソナルトレーニング専門ジムに就職が決まり、本当に嬉しく思っています。
内定をいただいた後、社員の方に「栄養学を学んでいる」と伝えたところ、「ぜひ、自分で講義を開いてみては?」と言っていただけました。自分の学んできた知識を活かして、トレーニングだけでなく、食事や栄養面でもサポートできる機会を得られたことにワクワクしています。これから実践を重ねながら、より多くの方に役立つ情報を伝えていきたいです。
-- 就職内定おめでとうございます!次に、栄養トレーナーコースで学んだことが実生活に活きた場面があればあれば教えてください。
奥谷さん:実践していることの一つは、とにかく野菜を意識してたくさん食べるようにしたことです。以前はあまり気にしていませんでしたが、授業で学んだことをきっかけに、お鍋や味噌汁などの料理にもできるだけ多くの野菜を取り入れるようになりました。
また、肌の調子が悪くなったときは、まず動物性の脂を控えてみるなど、自分の体調に合わせて食事を調整する習慣がつきました。これまでなら不調があっても特に気にせず過ごしていたのですが、今では「まずは食事を見直そう」と考えるようになり、栄養学を学んだことで自分の体と向き合う意識が変わったと実感しています。
-- 学んだ知識を実践されており素晴らしいですね!将来はどんなトレーナーになりたいですか?
奥谷さん:将来は、ただ体を鍛えるだけでなく、人の心にも寄り添えるトレーナーになりたいと考えています。その思いに至った背景には、私自身が経験した摂食障害があります。幸い、私には周りに支えてくれる人がいたおかげで乗り越えることができましたが、中には助けを求めることができず、一人で苦しんでいる人もたくさんいると思います。
摂食障害に限らず、体には何かしらの不調が出ているのに、それを言葉にできずに抱え込んでしまう人も少なくありません。私自身がその痛みを知っているからこそ、そうした"言葉にならないSOS"に気づける部分があると感じています。だからこそ、ただ運動を指導するだけでなく、心のケアにも目を向けながら、一人ひとりに寄り添えるトレーナーになりたいです。
卒業と同時に栄養コンシェルジュの資格を取得できるので、資格を活かし、正しい食事や栄養管理を通じて、心身ともに健康になれるようサポートし、少しでも多くの人が前向きに生きられる手助けができるトレーナーを目指していきたいです。
-- ありがとうございます!最後に、トレーナーという職業の魅力をお願いします!
奥谷さん:私がトレーナーの道に進んだきっかけは、もともと運動が大の苦手だったことです。バスケ部には所属していたものの、技術的には全く得意ではなく、ダンスも続けてはいるものの、スキル的にはまだまだという自覚がありました。だからこそ、運動を本格的にやる道に進むつもりはありませんでした。でも、運動が苦手でも、運動の重要性を深く理解していたので、苦手なことにこそ魅力を伝えられる部分があるのではないかと感じるようになりました。その魅力を伝えることができるのはトレーナーの仕事だと思い、この道に進む決心をしました。
トレーナーとしての魅力は、健康な人が病気になる前にその兆候を見つけ、予防することができる点だと思います。病気になってから気づくのは簡単ですが、それを防ぐためには、日常生活の中で出ている小さなSOSに気づくことが大切です。そして、トレーナーはそうしたサインに一番近い場所で、日々多くの人と関わり続けることができる職業です。
この職業を通じて、私は自分や他の人の体と心を変える手助けができると信じています。もし、自分を変えたい、他の人のために力を尽くしたいという気持ちがあるなら、この世界に飛び込んでいく価値があると思います。
-- 奥谷さん、本日はインタビューを受けていただきありがとうございました!
ここまで読んでいただきありがとうございました。
学校法人三幸学園ではオープンキャンパス(対面・オンライン)を数多く開催しているので、是非一度、校舎、学校の先生や在校生に会いに来てください。オープンキャンパスの日程は各校のホームページから確認できるので、一度覗いてみてください。
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