鯉の栄養|3分でわかる栄養コンシェルジュと鯉の日に学ぶ栄養豆知識

なぜ5月1日が《鯉の日》?

『こい(こ→5、い→1)』という語呂合わせから5月1日を《鯉の日》としたようです。

全国養鯉振興協議会が制定しました。

あまりなじみがないかもしれませんが、鯉のあらいや鯉の甘露煮、鯉こくなどの料理で楽しまれています。

こいのあらい

鯉はビタミンDやビタミンB12が豊富!

鯉100gに含まれるカロリーと三大栄養素は以下の通りです。

カロリー:157kcal
たんぱく質:17.7g
脂質:10.2g
炭水化物:0.2g


また鯉はビタミンD(カルシウムの吸収を助ける働きがある)やビタミンB12(赤血球を作る働きがある)を豊富に含んでいる食品です。

20代女性が鯉100gを食べた場合に1日に必要なビタミンやミネラルをどのぐらい摂取できるのかまとめてみました。

コイの栄養(ミネラル)ナトリウム カリウム カルシウム マグネシウム リン 鉄(月経なし) 鉄(月経あり) 亜鉛 銅 マンガン ヨウ素 セレン クロム モリブデン
鯉の栄養(ビタミン)ビタミンA ビタミンD ビタミンE ビタミンK ビタミンB1 ビタミンB2 ナイアシン ビタミンB6 ビタミンB12 葉酸 パントテン酸 ビオチン ビタミンC

充足率
鯉100g食べた場合に20代女性が1日に必要な各栄養素をどの程度摂取できるかを示した割合。

*1 推定平均必要量:ナトリウム
*2 推奨量:カルシウム、マグネシウム、鉄、亜鉛、銅、ヨウ素、セレン、モリブデン、ビタミンA、ビタミンB1、ビタミンB2、ナイアシン、ビタミンB6、ビタミンB12、葉酸、ビタミンC
*3 目安量:カリウム、リン、マンガン、クロム、ビタミンD、ビタミンE、ビタミンK、パントテン酸、ビオチン

日本食品標準成分表2020年版(八訂)、日本人の食事摂取基準(2020年版)から計算。

鯉の栄養成分

鯉はカテゴリー2Cに分類されます!

鯉は食品カテゴリーマップの分類ではカテゴリー2Cとなります!

たんぱく質や脂質を含むところがカテゴリー2の特徴です。

こいは食品カテゴリーマップのカテゴリー2に分類、カテゴリー2はたんぱく質と脂質を含む食品が該当

鯉はビタミンDやビタミンB12を多く含むカテゴリー2Cに分類される食品です☆

土肥慎司

一般社団法人日本栄養コンシェルジュ協会

土肥慎司

ヘルスケア会社に勤務し、健康管理に関するシステムや商品の開発に携わり、
また専門学校にて栄養学の講師を担当。
その傍ら、スポーツ選手や保護者、スポーツ関係者への栄養セミナー、栄養サポートを展開。
自身も高校まで野球をしていた経験から、選手目線での提案を心掛け、
栄養士が考える100 点の食事を押し付けるのではなく、
選手や家族、チームのライフスタイルを踏まえたうえでのアドバイスに取り組んでいる。

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