
「アボカドが安い」。スーパーで100円台前半の価格を見かけることが増えています。東京都中央卸売市場の統計では、1kgあたり433円と前年より200円以上下落しました。背景には、主産地メキシコでの記録的豊作があります。
一方で、アボカドは森のバターと呼ばれる高脂質食品でもあります。
本記事では、価格下落の理由、輸入構造、食品成分データベースに基づく栄養成分、脂質の質、食べ過ぎの注意点まで科学的に整理します。
「安いから買う」前に、数値で理解しましょう。
東京都中央卸売市場の価格データによると、1月の卸値は1kgあたり433円。前年同月比で200円以上下落しました。
主因は
・メキシコでの豊作
・供給量増加
・輸出量増加
日本に輸入されるアボカドの約9割はメキシコ産(農林水産省貿易統計)。
価格は供給の影響を強く受けるということです。
文部科学省「日本食品標準成分表2020年版(八訂)」より
アボカド(生)100gあたり
エネルギー:187kcal
たんぱく質:2.5g
脂質:18.7g
炭水化物:6.2g
食物繊維:5.3g
カリウム:590mg
葉酸:83μg
ビタミンE:3.3mg
可食部1個(約140g)では約260kcal前後になります。
アボカドが森のバターと呼ばれる理由は、脂質含有量が約19g/100gと高いためです。
ただし脂質の多くは一価不飽和脂肪酸(オレイン酸)であり、動物性脂肪とは脂肪酸組成が異なります。
アボカドは100gで187kcal。
比較
・りんご:約56kcal
・バナナ:約93kcal
・白ごはん:約156kcal
アボカドは果物の中では高エネルギー食品です。
「ヘルシー=低カロリー」ではありません。
栄養学的メリット
✔ 食物繊維が豊富(5.3g/100g)
✔ カリウムが多い(590mg/100g)
✔ ビタミンE含有
✔ 葉酸含有
カリウムはバナナより多く含まれます。
注意点
✔ 高エネルギー食品
✔ 脂質摂取量増加
✔ 食べ過ぎは体脂肪増加リスク
適量は1日1/2個程度が目安。
アボカドと食品カテゴリーマップ
アボカドは脂質が多いため、食品カテゴリーマップのカテゴリー5に分類されます。
■ アボカド価格下落はメキシコ豊作が要因
■ 卸値は1kgあたり433円(前年より200円超安い)
■ 100gあたり187kcal
■ 脂質18.7g(主にオレイン酸)
■ 食物繊維5.3g、カリウム590mg
価格ニュースを見て、「安いから買う」で終わるか、「成分は?脂質量は?エネルギーは?」と考えるか。
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・食品成分表の読み方
・脂肪酸の基礎
・輸入構造と供給理解
・栄養密度の評価
まで体系的に学びます。
ヘルシーという言葉に流されない力を。
引用・参考文献
・文部科学省「日本食品標準成分表2020年版(八訂)」
・農林水産省 貿易統計
・東京都中央卸売市場 価格統計資料
・Guinness World Records
※本記事は公的機関および信頼性の高い資料に基づいて作成しています。
Q1 アボカドは毎日食べても大丈夫?
適量であれば問題ありませんが、高エネルギー食品です。
Q2 アボカドはダイエット向き?
脂質が多いため摂取量管理が重要です。
Q3 アボカドは今なぜ安い?
主産地メキシコの豊作が主因です。
Q4 アボカドの脂質は体に良い?
主に一価不飽和脂肪酸です。
Q5 いつまで安い?
3月中頃まで安定価格の可能性と報じられています。
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