【管理 栄養士 監修】ラム肉のカロリーや栄養、マトン肉との違いなどについて栄養コンシェルジュがご紹介

【管理 栄養士 監修】ラム肉のカロリーや栄養、マトン肉との違いなどについて栄養コンシェルジュがご紹介

4月29日は《羊肉の日》です!
羊肉の日となった由来や羊肉のカロリーや栄養成分についてまとめてみました。

なぜ4月29日が《羊肉の日》?

『ようにく(よ→4、うに→2、く→9)』という語呂合わせから4月29日を《羊肉の日》としたようです。

 

また、北海道の郷土料理には「ジンギスカン」という料理があります。

農林水産省のホームページ、うちの郷土料理によると、

大正時代、第一次世界大戦の勃発により、羊毛の輸入が困難になると、国策として、綿羊飼育が奨励された。当時、北海道でも綿羊飼育が盛んとなり、このころから羊肉が食べられるようになったといわれている。第二次世界大戦後、衣料資源の不足によって、日本全国各地で羊毛需要がさらに高まるが、次第に輸入羊毛や化学繊維が国産羊毛に普及すると、北海道内では綿洋飼育から羊肉用の飼育へと変わっていった。「ジンギスカン」は当時の羊肉消費拡大のために根づいた料理といわれている。
「ジンギスカン」の発祥は諸説あるが、昭和のはじめごろ、羊肉を食べる習慣のなかった日本人向けに中国料理の「コウヤンロウ/カオヤンロウ(羊の焼肉)」を参考に考案されたなど、いわれている。
いまでは全国的にも有名となり、平成19年(2007年)には「石狩鍋」、「鮭のチャンチャン焼き」とともに、「農山漁村の郷土料理百選(農林水産省主催)」に選ばれている。

とのことです。

皆さんも北海道を訪れた際にはぜひ一度ご賞味ください☆

羊肉はナイアシンや亜鉛が豊富!

ラムもも肉100gに含まれるカロリーと三大栄養素は以下の通りです。

カロリー:164kcal
たんぱく質:20.0g
脂質:12.0g
炭水化物:0.3g

※日本食品標準成分表(八訂)増補2023年より算出


また羊肉はナイアシン(三大栄養素がエネルギーに変換することを助ける働きを持つ)ビタミンB12(赤血球を作る働きがある)、亜鉛(体内のあらゆる反応をサポートする役割や味蕾を作る働きがある)を豊富に含んでいる食品です。

20代女性がラムもも肉100gを食べた場合に1日に必要なビタミンやミネラルをどのぐらい摂取できるのかまとめてみました。

ラムの栄養(ビタミン)ビタミンA ビタミンD ビタミンE ビタミンK ビタミンB1 ビタミンB2 ナイアシン ビタミンB6 ビタミンB12 葉酸 パントテン酸 ビオチン ビタミンC
羊肉の栄養(ミネラル)ナトリウム カリウム カルシウム マグネシウム リン 鉄(月経なし) 鉄(月経あり) 亜鉛 銅 マンガン ヨウ素 セレン クロム モリブデン

充足率
ラムもも肉100g食べた場合に20代女性が1日に必要な各栄養素をどの程度摂取できるかを示した割合。

*1 推定平均必要量:ナトリウム
*2 推奨量:カルシウム、マグネシウム、鉄、亜鉛、銅、ヨウ素、セレン、モリブデン、ビタミンA、ビタミンB1、ビタミンB2、ナイアシン、ビタミンB6、ビタミンB12、葉酸、ビタミンC
*3 目安量:カリウム、リン、マンガン、クロム、ビタミンD、ビタミンE、ビタミンK、パントテン酸、ビオチン

日本食品標準成分表2020年版(八訂)、日本人の食事摂取基準(2020年版)から計算。

ラム肉の栄養成分

羊肉はカテゴリー2Eに分類されます!

羊肉は食品カテゴリーマップの分類ではカテゴリー2Eとなります!

たんぱく質や脂質を含むところがカテゴリー2の特徴です。

羊肉,ラム肉,肉,カテゴリー2

マトンとの違いはどこにある?

羊肉にはラムとマトンの2種類があります。
ラムとマトンでは栄養価にどのような違いがあるのか調べてみました。(可食部100gで比較)

 

まずはカロリー・三大栄養素(たんぱく質・脂質・炭水化物)です。

カロリー,三大栄養素,たんぱく質,脂質,炭水化物,ラム,マトン

※日本食品標準成分表(八訂)増補2023年 [ラム]/もも/脂身つき/生、[マトン]/もも/脂身つき/生より

カロリーと脂質はマトン肉の方がラム肉よりも多いようです。

 

一方、たんぱく質と炭水化物はラム肉の方がマトン肉よりも若干多いようです。

 

続いて、ビタミンです。

ビタミンA,ビタミンD,ビタミンB1,葉酸,ビタミンC,ラム,マトン

※日本食品標準成分表(八訂)増補2023年 [ラム]/もも/脂身つき/生、[マトン]/もも/脂身つき/生より

ビタミンA(粘膜や皮膚を保つ役割や視覚を維持する働きを持つ)ビタミンB1(糖質をエネルギーに変換させる働きがある)は、ラム肉の方がマトン肉よりも若干多いようです。

一方、ビタミンD(カルシウムの吸収を助ける働きがある)は、マトン肉の方がラム肉よりも若干多いようです。

また、葉酸(DNAや赤血球を作る働きを持つ)ビタミンC(活性酸素から守る役割やコラーゲン合成を助ける働きがある)は、ラム肉とマトン肉では違いがないようです。

 

最後にミネラルです。

ナトリウム,カリウム,カルシウム,鉄,ラム,マトン

※日本食品標準成分表(八訂)増補2023年 [ラム]/もも/脂身つき/生、[マトン]/もも/脂身つき/生より

ナトリウム(体内の水分量を調節する働きがある)カリウム(体水分量を調節する役割や筋肉を収縮させる働きを持つ)は、ラム肉の方がマトン肉よりも多いようです。

一方、カルシウム(骨や歯の材料という役割や筋肉の動きを保つ働きがある)鉄(赤血球の材料という役割を持つ)は、マトン肉の方がラム肉よりも若干多いようです。

 

ちなみに、ラム肉もマトン肉もカテゴリー2に分類されます。

羊肉,ラム肉,マトン肉,肉,カテゴリー2

ラム肉やマトン肉が分類されるカテゴリー2の食品を毎食揃えて、健康投資をしませんか?

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食品カテゴリーマップについてはYouTube動画もチェック!

YouTubeにて、一般社団法人日本栄養コンシェルジュ協会代表理事の岩崎真宏が食品カテゴリーマップについての解説動画をアップしています。

気になる方はぜひご視聴ください☆

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土肥慎司

一般社団法人日本栄養コンシェルジュ協会

土肥慎司

ヘルスケア会社に勤務し、健康管理に関するシステムや商品の開発に携わり、
また専門学校にて栄養学の講師を担当。
その傍ら、スポーツ選手や保護者、スポーツ関係者への栄養セミナー、栄養サポートを展開。
自身も高校まで野球をしていた経験から、選手目線での提案を心掛け、
栄養士が考える100 点の食事を押し付けるのではなく、
選手や家族、チームのライフスタイルを踏まえたうえでのアドバイスに取り組んでいる。

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