5月31日は世界禁煙デーとなっています。
日本での取り組みや喫煙による影響をまとめてみました。
世界禁煙デーって何?
世界禁煙デーとはWHO(世界保健機関)が制定し、喫煙しないことが一般的な社会習慣となることを目指した「たばこか健康かに関する活動計画」をスタートさせました。
日本でも厚生労働省と中心となって取り組み、世界禁煙デーから1週間を「禁煙週間」としており、令和4年度では5月31日~6月6日の期間となっています。
喫煙による健康被害にはどんなものがあるの?
では実際に喫煙による健康被害にはどのようなものがあるのでしょうか。
ある日本の調査によると、未成年の内から喫煙を始めた人は喫煙をしたことがない人と比べて男性では8年、女性では10年も寿命が短くなるということが示されています。1)
1)Sakata R, et al. BMJ. 2012; 345: e7093
また受動喫煙による健康被害も明らかとなっており、日本人において受動喫煙による肺がんリスクは1.28倍になることがわかています。2)
2)Hori M, et al. Jpn J Clin Oncol. 2016; 46: 942-51.
他にも厚生労働省では、喫煙と健康に関する情報をPDFにてまとめているので確認してみてください。
喫煙と健康
喫煙週間をきっかけに生活習慣を見直してみませんか?
喫煙だけでなく、食事や運動を含めた生活習慣の乱れが病気に繋がります。
5月31日から始まる喫煙週間を機に自分やご家族の生活習慣をアップデートさせていきましょう☆
一般社団法人日本栄養コンシェルジュ協会
土肥慎司
ヘルスケア会社に勤務し、健康管理に関するシステムや商品の開発に携わり、
また専門学校にて栄養学の講師を担当。
その傍ら、スポーツ選手や保護者、スポーツ関係者への栄養セミナー、栄養サポートを展開。
自身も高校まで野球をしていた経験から、選手目線での提案を心掛け、
栄養士が考える100 点の食事を押し付けるのではなく、
選手や家族、チームのライフスタイルを踏まえたうえでのアドバイスに取り組んでいる。