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【管理 栄養士 監修】ひじきのカロリーや栄養、製法による違いなどについて栄養コンシェルジュがご紹介

9月15日は《ひじきの日》です!
ひじきの日となった由来やひじきのカロリーや栄養成分を他の食べ物と比較しながらまとめてみました。

9月15日が《ひじきの日》となるのはなぜ?

「ひじきを食べて健康に長生きしてほしい」という願いから当時の敬老の日であった9月15日をひじきの日と制定したようです。

ひじきは煮物や炊き込みご飯、サラダ以外にも卵焼きやチャーハンに入れたりと大活躍の食材ですね☆

ひじきは低カロリーで食物繊維が豊富な食品!

ひじきステンレス釜ゆで100gに含まれるカロリーと三大栄養素は以下の通りです。

カロリー:11kcal
たんぱく質:0.7g
脂質:0.3g
炭水化物:3.4g

 

このようにひじきは100gで11kcalととても低カロリーです。
そして食物繊維(食後血糖の上昇抑制やコレステロールの吸収抑制の働きを持つ)は100gで3.7g含まれています。

ひじき以外にも野菜(ごぼう小松菜など)やこんにゃくにも食物繊維は多く含まれています。

そこで20代女性がひじきステンレス釜ゆで100gを食べた場合に1日に必要なビタミンやミネラルをどのぐらい摂取できるのかまとめてみました。

充足率
ひじきステンレス釜ゆで100g食べた場合に20代女性が1日に必要な各栄養素をどの程度摂取できるかを示した割合。

*1 推定平均必要量:ナトリウム
*2 推奨量:カルシウム、マグネシウム、鉄、亜鉛、銅、ヨウ素、セレン、モリブデン、ビタミンA、ビタミンB1、ビタミンB2、ナイアシン、ビタミンB6、ビタミンB12、葉酸、ビタミンC
*3 目安量:カリウム、リン、マンガン、クロム、ビタミンD、ビタミンE、ビタミンK、パントテン酸、ビオチン

日本食品標準成分表2020年版(八訂)、日本人の食事摂取基準(2020年版)から計算。

ひじきの栄養成分

ひじきはカテゴリー3に分類されます!

ひじきは食品カテゴリーマップの分類ではカテゴリー3となります!

ビタミンやミネラル、食物繊維を含むところがカテゴリー3の特徴です。

ひじき以外にも野菜やきのこ、こんにゃくもカテゴリー3に分類されます。

ひじきの製法による違いはどこにある?

ひじきは収穫後に煮る→乾燥、というステップを踏んでから出荷されます。

この「煮る」際に鉄釜とステンレス釜のどちらかが使われることが多いです。

では、鉄釜とステンレス釜では栄養価にどのような違いがあるのか調べてみました。(可食部100gで比較)

 

まずはカロリー・三大栄養素(たんぱく質・脂質・炭水化物)です。

※日本食品標準成分表(八訂)増補2023年 ほしひじき/鉄釜/乾、ほしひじき/ステンレス釜/乾より

カロリーやたんぱく質、脂質、炭水化物とすべて同量含んでいるようです。

 

続いて、ビタミンです。

※日本食品標準成分表(八訂)増補2023年 ほしひじき/鉄釜/乾、ほしひじき/ステンレス釜/乾より

ビタミンA(粘膜や皮膚を保つ役割や視覚を維持する働きを持つ)ビタミンD(カルシウムの吸収を助ける働きがある)ビタミンB1(糖質をエネルギーに変換させる働きがある)葉酸(DNAや赤血球を作る働きを持つ)ビタミンC(活性酸素から守る役割やコラーゲン合成を助ける働きがある)とすべて同量含んでいるようです。

 

最後にミネラルです。

※日本食品標準成分表(八訂)増補2023年 ほしひじき/鉄釜/乾、ほしひじき/ステンレス釜/乾より

ナトリウム(体内の水分量を調節する働きがある)カリウム(体水分量を調節する役割や筋肉を収縮させる働きを持つ)カルシウム(骨や歯の材料という役割や筋肉の動きを保つ働きがある)は、同量含んでいるようです。

一方、鉄(赤血球の材料という役割を持つ)は、鉄釜の方がステンレス釜よりも圧倒的に多く含んでいるようです。

 

ちなみに、鉄釜製法のひじきもステンレス釜製法のひじきもカテゴリー3に分類されます。

ひじきが分類されるカテゴリー3の食品を毎食揃えて、健康投資をしませんか?

食品カテゴリーマップについてはYouTube動画もチェック!

YouTubeにて、一般社団法人日本栄養コンシェルジュ協会代表理事の岩崎真宏が食品カテゴリーマップについての解説動画をアップしています。

気になる方はぜひご視聴ください☆

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一般社団法人日本栄養コンシェルジュ協会

土肥慎司

ヘルスケア会社に勤務し、健康管理に関するシステムや商品の開発に携わり、
また専門学校にて栄養学の講師を担当。
その傍ら、スポーツ選手や保護者、スポーツ関係者への栄養セミナー、栄養サポートを展開。
自身も高校まで野球をしていた経験から、選手目線での提案を心掛け、
栄養士が考える100 点の食事を押し付けるのではなく、
選手や家族、チームのライフスタイルを踏まえたうえでのアドバイスに取り組んでいる。