【管理 栄養士 監修】かにのカロリーや栄養、ズワイガニとタラバガニの違いなどについて栄養コンシェルジュがご紹介

6月22日は《かにの日》です！
かにの日となった由来やかにのカロリーや栄養成分を他の食べ物と比較しながらまとめてみました。

6月22日が《かにの日》となるのはなぜ？

かに座の最初の日が6月22日であるため、6月22日を《かにの日》と制定したようです。

また50音順でみると、「か」は6番目、「に」は22番目ということからも来ているそうです。

かにといえば蟹すき鍋やかに雑炊、焼き蟹、パスタなどの料理で楽しまれています☆

蟹にはナイアシンやビタミンB12が豊富！

ずわいがに100gに含まれるカロリーと三大栄養素は以下の通りです。

カロリー：59kcal
たんぱく質：13.9g
脂質：0.4g
炭水化物：0.1g

このように蟹にはたんぱく質が豊富に含まれています。

蟹以外にも大豆製品（豆腐や納豆など）や魚（アジやサバなど）、肉類（牛肉やハムなど）にもたんぱく質は多く含まれています。

またかにはナイアシン（三大栄養素がエネルギーに変換することを助ける働きを持つ）やビタミンB12（赤血球を作る働きがある）を豊富に含んでいる食品です。

20代女性がずわいがに100gを食べた場合に1日に必要なビタミンやミネラルをどのぐらい摂取できるのかまとめてみました。

かにの栄養成分

かにはカテゴリー2Bに分類されます！

かには食品カテゴリーマップの分類ではカテゴリー2Bとなります！

たんぱく質や脂質を含むところがカテゴリー2の特徴です。

カニ以外にもイカやエビ、貝類もカテゴリー2Bに分類されます。

ズワイガニとタラバガニの違いはどこにある？

ズワイガニとタラバガニでは栄養価にどのような違いがあるのか調べてみました。（可食部100gで比較）

まずはカロリー・三大栄養素（たんぱく質・脂質・炭水化物）です。

カロリーやたんぱく質は、ズワイガニの方がタラバガニよりも若干多く含んでいるようです。

一方、脂質や糖質は、タラバガニの方がズワイガニよりも若干多く含んでいるようです。

続いて、ビタミンです。

ビタミンB1（糖質をエネルギーに変換させる働きがある）は、ズワイガニの方がタラバガニよりも多いようです。

一方、ビタミンA（粘膜や皮膚を保つ役割や視覚を維持する働きを持つ）や葉酸（DNAや赤血球を作る働きを持つ）、ビタミンC（活性酸素から守る役割やコラーゲン合成を助ける働きがある）は、タラバガニの方がズワイガニよりも若干多く含んでいるようです。

そして、ビタミンD（カルシウムの吸収を助ける働きがある）は、ズワイガニとタラバガニのどちらにも含まれていません。

最後にミネラルです。

カリウム（体水分量を調節する役割や筋肉を収縮させる働きを持つ）やカルシウム（骨や歯の材料という役割や筋肉の動きを保つ働きがある）、鉄（赤血球の材料という役割を持つ）は、ズワイガニの方がタラバガニよりも多いようです。

一方、ナトリウム（体内の水分量を調節する働きがある）は、タラバガニの方がズワイガニよりも多く含んでいるようです。

ちなみに、ズワイガニとタラバガニもカテゴリー2に分類されます。