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【管理 栄養士 監修】ヨーグルトのカロリーや栄養、全脂無糖と脱脂加糖の違いなどについて栄養コンシェルジュがご紹介

5月15日は《ヨーグルトの日》です!
ヨーグルトの日となった由来やヨーグルトのカロリーや栄養成分を他の食べ物と比較しながらまとめてみました。

5月15日が《ヨーグルトの日》となるのはなぜ?

ヨーグルトの研究をしていた、イリヤ・メチニコフ博士の誕生日から5月15日を《ヨーグルトの日》としたようです。

ヨーグルトはそのまま食べるだけでなく、フルーツを加えて食べたり、タンドリーチキンやケーキにも使用されます☆

ヨーグルトにはカルシウムやビタミンB2が豊富!

無脂肪無糖ヨーグルト100gに含まれるカロリーと三大栄養素は以下の通りです。

カロリー:37kcal
たんぱく質:4.0g
脂質:0.3g
炭水化物:5.7g

 

またヨーグルトはカルシウム(骨や歯の材料という役割や筋肉の動きを保つ働きがある)ビタミンB2(三大栄養素をエネルギーに変換させる役割がある)を豊富に含んでいる食品です。

ヨーグルト以外にも野菜(小松菜や水菜など)や豆腐などにもカルシウムは多く含まれています。

そして20代女性が無脂肪無糖ヨーグルト100gを食べた場合に1日に必要なビタミンやミネラルをどのぐらい摂取できるのかまとめてみました。

充足率
無脂肪無糖ヨーグルト100g食べた場合に20代女性が1日に必要な各栄養素をどの程度摂取できるかを示した割合。

*1 推定平均必要量:ナトリウム
*2 推奨量:カルシウム、マグネシウム、鉄、亜鉛、銅、ヨウ素、セレン、モリブデン、ビタミンA、ビタミンB1、ビタミンB2、ナイアシン、ビタミンB6、ビタミンB12、葉酸、ビタミンC
*3 目安量:カリウム、リン、マンガン、クロム、ビタミンD、ビタミンE、ビタミンK、パントテン酸、ビオチン

日本食品標準成分表2020年版(八訂)、日本人の食事摂取基準(2020年版)から計算。

ヨーグルトの栄養成分

ヨーグルトはカテゴリー4に分類されます!

ヨーグルトは食品カテゴリーマップの分類ではカテゴリー4となります!

三大栄養素である糖質・たんぱく質・脂質をバランス良く含むところがカテゴリー4の特徴です。

ヨーグルト以外にも牛乳やチーズもカテゴリー4に分類されます。

全脂無糖と脱脂加糖との違いはどこにある?

ヨーグルトのタイプには、全脂無糖と脱脂加糖というものがあります。

そこで全脂無糖と脱脂加糖では栄養価にどのような違いがあるのか調べてみました。(可食部100gで比較)

 

まずはカロリー・三大栄養素(たんぱく質・脂質・炭水化物)です。

※日本食品標準成分表(八訂)増補2023年 ヨーグルト/全脂無糖、ヨーグルト/脱脂加糖より

カロリーやたんぱく質、糖質は脱脂加糖の方が全脂無糖のヨーグルトよりも多く含まれているようです。

一方、脂質は全脂無糖の方が脱脂加糖のヨーグルトよりも多く含まれているようです。

 

続いて、ビタミンです。

※日本食品標準成分表(八訂)増補2023年 ヨーグルト/全脂無糖、ヨーグルト/脱脂加糖より

ビタミンA(粘膜や皮膚を保つ役割や視覚を維持する働きを持つ)葉酸(DNAや赤血球を作る働きを持つ)は、全脂無糖の方が脱脂加糖のヨーグルトよりも多く含まれているようです。

また、ビタミンB1(糖質をエネルギーに変換させる働きがある)ビタミンC(活性酸素から守る役割やコラーゲン合成を助ける働きがある)は、全脂無糖の方が脱脂加糖のヨーグルトよりもわずかに多く含まれているようです。

そして、ビタミンD(カルシウムの吸収を助ける働きがある)は、どちらのヨーグルトにも含まれていません。

 

最後にミネラルです。

※日本食品標準成分表(八訂)増補2023年 ヨーグルト/全脂無糖、ヨーグルト/脱脂加糖より

カリウム(体水分量を調節する役割や筋肉を収縮させる働きを持つ)は、全脂無糖の方が脱脂加糖のヨーグルトよりも多く含まれているようです。

一方、ナトリウム(体内の水分量を調節する働きがある)は、脱脂加糖の方が全脂無糖のヨーグルトよりも多く含まれているようです。

また、鉄(赤血球の材料という役割を持つ)は、脱脂加糖の方が全脂無糖のヨーグルトよりもわずかに多く含まれているようです。

そして、カルシウム(骨や歯の材料という役割や筋肉の動きを保つ働きがある)は、同量含まれているようです。

 

ちなみに、全脂無糖・脱脂加糖に関わらず、ヨーグルトはすべてカテゴリー4に分類されます。

ヨーグルトを食べてカルシウムやたんぱく質を摂取しましょう☆

食品カテゴリーマップについてはYouTube動画もチェック!

YouTubeにて、一般社団法人日本栄養コンシェルジュ協会代表理事の岩崎真宏が食品カテゴリーマップについての解説動画をアップしています。

気になる方はぜひご視聴ください☆

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栄養の基礎の基礎からカロリー計算の知識と技術を身につけ、家族や友人のカロリー設定を実践できる応用力まで身につく栄養の資格、栄養コンシェルジュ!

栄養や医学の予備知識がない一般の方々(学生、会社員、主婦の皆様)も多く受講している栄養コンシェルジュの気になる【内容・難易度・合格率・料金・評判・口コミ】を解説します。

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一般社団法人日本栄養コンシェルジュ協会

土肥慎司

ヘルスケア会社に勤務し、健康管理に関するシステムや商品の開発に携わり、
また専門学校にて栄養学の講師を担当。
その傍ら、スポーツ選手や保護者、スポーツ関係者への栄養セミナー、栄養サポートを展開。
自身も高校まで野球をしていた経験から、選手目線での提案を心掛け、
栄養士が考える100 点の食事を押し付けるのではなく、
選手や家族、チームのライフスタイルを踏まえたうえでのアドバイスに取り組んでいる。