- 栄養コンシェルジュ®
広島リゾート&スポーツ専門学校の卒業生であり、栄養トレーナーコースの授業を担当するパーソナルトレーナー三隅涼平先生。
本記事ではリゾスポ人気No.1コース〝栄養トレーナーコース〟の授業カリキュラムである「栄養コンディショニング実践」について解説いただきます。
三隅先生の授業への想いや、栄養トレーナーコースのメリット、学生との思い出話などインタビューしました。
栄養学を武器にしたトレーナーを目指す高校生や、コース選択で悩んでいる在校生必見です。
学校法人三幸学園のスポーツトレーナー科には数多くの専門コースがあります。2年生に進級するタイミングで自分に合ったコースを選択し、専門的な知識やスキルを深めた唯一無二のパーソナルトレーナーを目指せます。
栄養トレーナーコースは、アスリートのベストパフォーマンスを引き出したり、一般の方々の健康増進を手助けできる力を身につけることができる専門コースです。
【栄養トレーナーコースが導入されている専門学校】
学校をクリックするとホームページ(栄養トレーナーコース)を確認することができます
※栄養と運動の知識と技術を学べる栄養トレーナーコースは上記専門学校で導入されています!
ー三隅先生、本日はよろしくお願いいたします。早速ですが栄養トレーナーコースの授業カリキュラムの一つである「栄養コンディショニング実践」について教えてください。
三隅先生:よろしくお願いいたします!私が担当している「栄養コンディショニング 実践」という授業は、栄養トレーナーコースを選択した2年生、アスレティックトレーナー科のみ受けることができる栄養学の授業です(週に1回(50分×2コマ))。ちなみに、メディカルトレーナーコースやパーソナルトレーナーコースなどその他のコースや学科を選択した学生は、それぞれの特別なコースカリキュラムを受けることになります。
栄養コンディショニング実践では、アスリートなどスポーツ選手はもちろん、部活動など運動を行う全ての人にとって必要な〝コンディショニング〟の重要性を栄養学を通して学びます。
ー運動を行う全ての人にとって必要な分野!絶対に学ぶ必要がありますね!
三隅先生:とっても大切な分野です。そもそも「コンディショニング」とは、スポーツに取り組む人が最高の運動パフォーマンスを発揮できるようにメンタル面・肉体面・健康面などから状態を整えることを言います。
例えばトレーニングで強靭な肉体をつくったとしても、モチベーションが低い状態では大会で良い成績は残せません(メンタル面のコンディショニングが必要)。
反対にモチベーションが高くても、競技に適した身体作りができていなければ結果が伴いません(肉体面のコンディショニングが必要)。
大会当日にモチベーションが最高潮で身体作りが仕上がったとしても、風邪をひいてしまうと舞台にすら上がれません(健康面のコンディショニングが必要)。
このメンタル面・肉体面・健康面の状態を整えるために共通している分野が栄養学です。
ーコンディショニングがとても大切なことがわかりました。共通分野が栄養学・・・確かにお腹が空いていたら力がでませんね・・・。
三隅先生:はい(笑)。食べないと身体作りは上手くいきませんし、力が出ないばかりか、集中力が低下してケガにつながることもあります。長期にわたると免疫力が低下して風邪をひきやすくなります。睡眠の質も低下するのでトレーニング後の疲労も抜けません。
かといって食べ過ぎてしまい体脂肪が増えすぎると、体が重くなり運動パフォーマンスが低下します。膝や腰にも負担がかかり故障の原因にもなります。
栄養コンディショニング実践の授業では、栄養とコンディショニングについて各食品の機能や摂取量(摂取エネルギーなど)、内臓のコンディショニングまで学ぶことができます。
ー内臓の栄養コンディショニング!?詳しく聞かせてください!
三隅先生:太らないように、風邪をひかないように食事に気をつけて栄養コンディショニングを実践することはイメージがつきやすいと思います。でも、実はコンディションを決定しているといっても過言ではないのが内臓の状態です。
例えば私たちの「腎臓(じんぞう)」は、血圧・血液量の調節や老廃物の排泄など働きは多岐にわたります。腎臓は血流や老廃物が集まる場所なので、塩分の摂りすぎ、適正量を超えた過剰たんぱく質摂取、高血糖などで障害をうけます。運動をすると腎臓が頑張って血流や血圧を瞬時に調節するので、腎機能を低下させないよう食生活に注意が必要です。
また「肝臓(かんぞう)」はグリコーゲンの貯蔵と放出、疲労物質で知られる乳酸の糖新生など肝臓の働きは多岐にわたります。運動時のエネルギー供給や疲労物質の除去などは肝臓が担うことから、肝機能を低下させないよう食生活に注意が必要です。
嗜好食品であるお酒や甘い物の過剰摂取は肝臓に負担をかけるので、スポーツ選手では嗜好食品とうまく付き合っていく必要があります。私たち栄養トレーナーの出番です。
栄養は、食べたからといってすぐに体に影響が現れるわけではないので、日々の食生活の積み重ねが〝肝腎〟です。
栄養コンディショニング実践の授業を学ぶことで、様々なシーンにおける栄養管理ができるようになり、一般の方からアスリートまで運動と栄養の相乗効果でパフォーマンスを引き上げることができるトレーナーになれます。
ーただ単にカロリーや塩分の指導をするだけでなく、アスリートの身体の状態やシーンに合わせた栄養サポートができるこの授業は魅力的ですね!
ー三隅先生はリゾスポの卒業生で講師もされているとのことですが、リゾスポ(スポメディ)の魅力について教えてください。
三隅先生:私は卒業生なので、三幸学園のリゾスポ(スポメディ)の魅力や思い出は数えきれないくらいあります!
まず、授業やカリキュラムが魅力的で、シンプルに授業が面白いです!実際に身体を動かす授業だけでなく、座学の授業を担当する先生方がより良い学校、授業を目指して工夫してくださるので楽しいし、分からないところがあっても先生に聞きやすい環境なのですごく勉強しやすいです!
少し前まで学生として先生方の授業を受けてきたので、今の講師という立場になってからは先生方(先輩講師)の熱量に負けないために必死です(笑)
一つ悔やんでいるところは、私が学生の時には栄養トレーナーコースがなかったことです。今のリゾスポは、多くの専門コースの中から自分に合ったコースを選択でき、専門的な知識やスキルを深めた唯一無二のパーソナルトレーナーを目指せます。
当時は栄養学を目いっぱい学べなかったので、2年生になっても栄養トレーナーコースで栄養学を学ぶことができる学生がうらやましいです。
他には就職活動のサポートが手厚いことも魅力だと思います。担任の先生が就職先の紹介や相談に乗ってくれるのはもちろん、面接練習なども学校主導で行います。安心して就職活動をすることができました。
リゾスポには現場で活躍する多くの先生方(非常勤講師)からもアドバイスを貰うことが出来るので、トレーナーとして今現場で求められている人物像についてもリアルな声が聞き放題です(学生の特権)
また、体育祭のような「三幸フェスティバル(三フェス)」やクラス対抗の「球技大会(クラスマッチ)」など行事が沢山あるところも魅力です!特に「三幸フェスティバル」は姉妹校と一緒にダンスや演武、様々な競技をするイベントです。一生懸命みんなで作り上げていくので、同じチームの仲間たちとの絆が一気に深まります。
楽しかった思い出も、悩みに悩んだ勉強や学校生活の苦労も、今となっては私の大切な宝物です。
授業も行事も常に真剣、全力で取り組むクラスメイトたち。
家族のように親身になって話を聞いてくれる先生方との出会い。
学校で学んだトレーナーにとって必要な知識や技術。
リゾスポには数えきれないほどの魅力があり、かけがえのない財産を手に入れることができる環境が揃っています。
僕がこれまで先生方からもらったもの以上に、今度は僕が生徒に与えることができる〝魅力的な存在〟になれるよう頑張ります。
ー大変熱い想いをありがとうございます。先生の授業を受けられる生徒たちがうらやましく思います。
ー最後になりますが、栄養トレーナーコースを選択するメリットについて教えてください。
三隅先生:メリットとしては「栄養コンシェルジュ1ッ星」「スポーツ実践アドバイザー」という2つの資格が取れることがあげられます。
この2つの資格があれば一般の方〜アスリートまで幅広く栄養サポートができるようになります!栄養コンシェルジュ1ッ星の上位資格「栄養コンシェルジュ2ッ星」までとりたい!といってくれる学生も少なくありません!
栄養コンシェルジュの資格は、社会で活躍する先輩パーソナルトレーナーも多く取得しており、メダリストなどトップアスリート、芸能人も取得されている人気の資格です。プロ野球チームや病院にも導入されている栄養学の本格的な資格なので卒業後も即戦力としてその知識と技術を実践できます。この資格を持っていれば日本栄養コンシェルジュ協会が毎月開催しているオンラインサロンで最新の栄養情報(最新の論文情報など)を取得することが可能です。現場で働くようになっても知識のアップデートができるのは大きなメリットになります。
私がリゾスポ学生の頃は、栄養トレーナーコースがなかったので、在学中に上位資格の2ッ星栄養コンシェルジュまでチャレンジしました。
現場的な視点でメリットを考えると、栄養学を学ぶことで圧倒的に結果が出せるトレーナーになれるところです。トレーナーは人気商売な側面もあるので、クライアントが求める結果が出せないトレーナーは生き残れません。
私が現場に出てみて感じたことでもあるのですが、ダイエットもボディメイクも運動だけ、栄養だけでは健康的かつ効率よく理想の身体は手に入りません。なので、栄養トレーナーコースでしっかりと運動と栄養を学ぶことでクライアントが求める結果を出すことができます!
個人的にどのコースでも栄養学があった方がいいんじゃないかと思うくらいです(笑)
ちなみに、栄養トレーナーコースでは「栄養コンディショニング実践」の他に「代謝栄養学」という授業もあり、栄養学を基本からしっかり学ぶことができますよ。
代謝栄養学に関する記事はこちら>https://nutrigence.jp/media/kiji.php?n=824
ー三隅先生。本日はありがとうございました!最後にこれから受験を考えている高校生、在学生にメッセージをお願いします!
三隅先生:本日はありがとうございました!リゾスポの魅力の所で話しましたが、全力で学校生活を楽しんで、かけがえのない財産を手に入れてください。
人生は100年時代です。100年のうち三幸学園(リゾート&スポーツ専門学校、スポーツ&メディカル専門学校)での学校生活はたったの2年です。みんなが思っている以上に学校生活は短くあっという間に時が過ぎます。
たった2年ですが、ここで学んだ知識や技術、全力で打ち込んで手に入れた経験値は、その後の自分の人生を豊かにしてくれます。
進路に悩んでいる高校生、コース選択で悩んでいる在校生は、是非この栄養学も学べる環境に飛び込んできてもらいたいです。
私たち講師が全力でサポートしますね。
ー三隅先生。本日はありがとうございました!