• 食品

【管理栄養士の資格を持つ栄養コンシェルジュが監修】低カロリー・低価格で女性のダイエットにおすすめの「砂肝(砂ずり)」の栄養学

本日は、低カロリーで低価格な『砂肝』の栄養価について栄養コンシェルジュがご紹介いたします。
砂肝は特に女性のダイエットにおすすめしたい食材なので参考にしてみてください☆

砂肝は何のお肉?まずは栄養コンシェルジュから砂肝を学ぼう

砂肝(すなぎも)は筋胃や砂嚢(さのう)と呼ばれる鶏の胃袋です。

鶏はエサを咀嚼(そしゃく)せずにそのまま飲み込みます。そのため、飲み込んだエサをしっかりとすり潰し消化しなければいけません。鶏はこの砂肝で、飲み込んだ砂や小石を使いエサをすり潰します。砂肝という名称はこの働きからつけられたようです。

私たちヒトの胃袋もタンパク質が主体でできていますので、鶏の砂肝もたんぱく質が多いのです(砂肝の栄養価で後述)。

たんぱく質が主体で低脂質のため、食感はコリコリと独特な歯ごたえをしており、しっかりとよく噛まないといけないことから満腹感も獲得しやすく、ダイエットにおすすめの食材です。

さあ、次の項目で砂肝の栄養価を見ていきましょう!

低カロリー&高鉄分!栄養コンシェルジュが砂肝の栄養を分析

砂肝の栄養価は下記の通りです。

※赤字は比較的多く含まれている栄養成分です

※数値は日本食品標準成分表2020年度版(八訂)の数値(可食部100g)となります

 

【砂肝100g(5個)の栄養価】

エネルギー:86kcal

たんぱく質:18.3g

脂質:1.8g

炭水化物:TR(微量)

廃棄率:0%

 

【ミネラル】

ナトリウム:55mg

カリウム:230mg

カルシウム:7mg

マグネシウム:14mg

リン:140mg

鉄:2.5mg

亜鉛:2.8mg

銅:0.10mg

マンガン、ヨウ素、セレン、クロム、モリブデン:未測定

 

【ビタミン】

ビタミンA(レチノール活性当量):4μg

ビタミンD:0μg

ビタミンE(αトコフェロール):0.3mg

ビタミンK:28μg

ビタミンB1:0.06mg

ビタミンB2:0.26mg

ナイアシン当量:6.7mg

ビタミンB6:0.04mg

ビタミンB12:1.7μg

葉酸:36μg

パントテン酸:1.30mg

ビオチン: - μg

ビタミンC:5mg

 

【その他】

コレステロール:200mg

食物繊維総量:(0)

 

【日本栄養コンシェルジュ協会の食品カテゴリーマップ】

カテゴリー2D

食品カテゴリーマップの無料ダウンロードはこちらから!

 

なんといっても低カロリー!

100g(5個)あたり86kcalと大変ヘルシーです。ささみ肉100gで98kcalなのでささみより低カロリーです!

また、たんぱく質が18.3g、鉄分が2.5gと多く、貧血の予防にもおすすめ! 特にダイエット(減量)中は食事量が減ることで貧血のリスクも高まるので、低カロリーで高たんぱく質、高鉄分の砂肝は大変優秀な食材といえるでしょう。食事制限や月経に伴う貧血を避けたい女性におすすめできる食材ですね☆

ただし、コレステロールが200mg/100gと比較的多いため、コレステロールの摂取制限がある方では食べ過ぎに注意が必要です。

【女性のダイエットにおすすめ!】砂肝の栄養学のまとめ

本記事の要点をまとめると

☑ 砂肝はささみ肉よりも低カロリー

☑ 高たんぱく質、高鉄分でダイエットや貧血予防におすすめ

☑ コレステロール摂取制限がある場合は食べ過ぎ注意

となります。

 

砂肝の価格は100gあたり70円前後と大変お買い求めやすい価格のため、栄養をしっかりと摂りながら節約にもなり一石二鳥です☆

砂肝を使ったレシピも作成中ですので、こちらもお楽しみに☆

【TEXT:廣瀬直樹

栄養学の資格「栄養コンシェルジュ®」気になる【内容・難易度・合格率・料金・評判・仕事】を解説します

栄養コンシェルジュは、一般の方々はもちろん、医療従事者、アスリート、芸能人も取得する栄養学の資格です。

全国の専門学校の授業カリキュラムとして導入されており、さらに、病院で働く医療従事者のスキルアップやプロ野球チームにも導入されるなど高い信頼と実績があります。

そんな栄養コンシェルジュの気になる【内容・難易度・合格率・料金・評判・仕事】を解説します。

解説記事はこちらをクリック>https://nutrigence.jp/media/kiji.php?n=826

栄養コンシェルジュ紹介資料

廣瀬 直樹【Hirose Naoki】

管理栄養士、2ッ星栄養コンシェルジュ®、スポーツ栄養実践アドバイザー®
【プロフィール】大学を卒業後、病院の管理栄養士として生活習慣病、腎・肝臓疾患、外科領域の治療や予防的管理(NutritionSupportTeam)に取り組み、学会や論文として報告してきた実績を持つ。
現在はOriginal Nutrition(株)と栄養コンシェルジュ協会の運営に関わり、スポーツ専門学校での栄養学講師、行政と連携した乳幼児健診やシニアの栄養管理、アスリートサポートや執筆活動に取り組んでいる。
様々な専門家との連携による相乗効果で、目的に応じた結果の最大化を誰もが享受できる社会を目指し活動中。