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食品カテゴリーマップ®「カテゴリー5番」=多脂性食品グループ。
ナッツ・アボカド・油脂類・ベーコン・ドレッシング・マヨネーズなど、脂質を主成分とする食品が分類されます。
✔ 体を動かす大切なエネルギー源
✔ ホルモン・細胞膜の材料としても必要
✔ でも摂りすぎると肥満や生活習慣病の原因に
ダイエットでは避けたい食品と思われがちなカテゴリー5。
しかし、持久系運動や健康維持に必要な“賢い脂質”として正しく理解することが大切です。
👉 日本栄養コンシェルジュ協会が開発した公式ツール「食品カテゴリーマップ®」を使って、多脂性食品(カテゴリー5)の大切さを一緒に確認しましょう。
食品カテゴリーマップ®は、一般社団法人 日本栄養コンシェルジュ協会が開発した公式ツールです。
食品を「最も多く含まれる栄養成分」によって7つのカテゴリーに整理し、難しい栄養学をシンプルに理解できるよう設計されています。
教育機関・医療機関・スポーツの現場でも導入されており、栄養学を“見てわかる形”にした信頼性の高いツールとして広く活用されています。
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カテゴリー5に分類されるのは、以下のような「脂質が主成分」の食品です。
☑ 油脂類(植物油・バター・ラードなど)
☑ ナッツ類(アーモンド、くるみ、ピスタチオなど)
☑ アボカド
☑ ベーコン・バラ肉など脂肪の多い肉
☑ オイル入りドレッシング・マヨネーズ
これらはすべて「エネルギー密度が高い」食品群で、少量でもカロリーが高くなりやすい点が特徴です。
脂質は「悪者」ではありません。
カテゴリー5の食品は、生命活動を支える重要な栄養素でもあります。
エネルギー源(持久系運動・活動量が多い人)
糖質よりゆるやかに燃焼し、長時間の運動や登山などでスタミナを維持。
ホルモン・細胞膜の材料
脂質は、ホルモンや細胞膜の構成に欠かせない。極端に減らすと肌荒れ・疲労・集中力低下を招く。
脂溶性ビタミンの吸収を助ける
ビタミンA・D・E・Kなどは脂質と一緒に摂ることで吸収率が高まります。
一方で、脂質は1g=9kcalと高エネルギー。摂りすぎれば当然、肥満や生活習慣病の原因になります。
・ 肥満・脂肪肝・血中脂質の上昇
・ 動脈硬化や心血管疾患リスクの増加
・ ダイエット中の停滞・リバウンド要因
特に加工食品や外食メニューでは、油の“質と量”の管理が難しく、「知らないうちに摂りすぎている」ケースが多く見られます。
・ 調理油は「小さじ1杯」を意識する
・ ナッツは間食に “ひとつかみ(20〜25g)” 程度が適量
・ アボカドは良質な脂質源として、主菜やサラダにプラス
・ マヨネーズやドレッシングは “かける” より “あえる” で量をコントロール
・ オリーブオイルやえごま油など、不飽和脂肪酸を選ぶ
食品カテゴリーマップ®「カテゴリー5番」は、多脂性食品= “諸刃の剣” の栄養グループ。
✔ 活動量の多い人にはエネルギー補給源
✔ 摂りすぎれば肥満・生活習慣病リスク
✔ 「量」と「質」を見極めることが健康管理の鍵
脂質の “活かし方” を正しく理解することで、体づくりや健康指導の質が大きく変わります。
食品カテゴリーマップ®は、日本栄養コンシェルジュ協会公式サイトからどなたでも無料でダウンロードできるオープンなツールです。
日々の食事や買い物で「何を選べばいいのか」を考えるときに、気軽に役立てていただけます。
一方で、このマップをより深く理解し、食事指導やダイエットサポート、スポーツ現場などで実践的に活用できるのは「栄養コンシェルジュ®」講座を受講した資格者です。
食と栄養学の資格『栄養コンシェルジュ』を取得することで、食品カテゴリーマップ®を “正しく、そして効果的に” 使いこなせるようになります。