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パーソナルトレーナー、オンラインサポーター、2ッ星栄養コンシェルジュ®の谷口一樹です!
現在私は、オンラインとオフラインの両軸でお客様の生活指導をさせていただいています。
去年、新型コロナウイルスの影響から世界中が一変し、健康従事者の方も不安な状況が続いているかと思います。その上で、私からはフィットネス業界における「オンライン指導」の現状と未来についてお話しさせていただきます。
「これからどんな働き方にしようか?」と迷っている方は、最後まで読んでいただけたら幸いです。
最近、多くの業界でテレワークが進み、オンラインを活用したデジタルサービスが増えました。もちろん、フィットネス業界でもオンラインデジタルサービス化は加速しています。
オンラインを活用するのメリットは、時間や場所にとらわれず「いつでも」「どこでも」サービスを提供することができる。これが一番のメリットだと考えます。しかし、オンラインでの運動指導の場合、平面上では互いに見辛いなどデメリットがあります。また、トレーニング器具や場所の制限もあるので工夫が必要です。
一方で、「栄養指導」はオンラインサービスの大きな武器になります。栄養指導であればクライアントと顔を合わせた状態で指導できますし、隙間時間に情報を共有することもできます。使い勝手の良いオンラインサービスと栄養指導はとても相性が良いのです。
オンラインを活用した指導に対して、健康従事者からは賛否両論あります。その理由は運動のサポート制限があるからです。このような考え方を解決するには、オフラインとオンラインを全くの別物として捉えることが重要となります。
オフラインの延長でオンラインを考えてしまうと、当然デメリットに目が行きがちです。オフラインのメリットは「直接クライアントに触れることができる」「対面によりコミュニケーションの質が高い」ということです。しかし、店舗まで足を運ぶ時間や準備物などハードルが高いのも事実です。オンラインはその真逆だと思ってください。
オンラインのメリット :場所、器具、時間等にとらわれない。感染リスクも少ない。
オフラインのメリット :タッピングなど直接指導ができる。質の高いコミュニケーションが可能。
どちらが良い悪いではなく、あなたに合った働き方、そしてお客様が幸せになれる選択をすると良いでしょう。
新型コロナウイルスの影響でオフライン指導が制限される中、オンライン化が加速しました。
将来的に世の中が落ち着いたとしても、オンラインサービスを求める人は一定数います。私たち健康従事者にとって、これは非常にチャンスです。なぜなら、私たちが学んできたことを発揮できる場が増えたからです。
これまで培った知識や経験は必要な人に届いて、初めて「価値」に変換されます。その上で、オンラインと相性が良く、オフラインでも実践できる「栄養学」は一つの武器として持っておくと良いでしょう。特に妊娠、育児中の方や時間がなく多忙な方、また、インストラクターであれば身体を酷使しない働き方の一つとしてオンラインでの栄養指導はおすすめです。
私の懸念として、これからの世界では運動不足や肥満に悩む方が増えていくことと並行して、閉塞的な環境下でコミュニケーションを求める方が多くいると実感しています。その上で、フィットネスの在り方も再考されるタイミングだと思います。
先の見えない状況ではありますが、過去に囚われることなくフィットネスの価値、各個人の価値が一人でも多くの方に届けられたらと思っています。
最後まで読んでいただきありがとうございました。
【TEXT:谷口一樹、編集:廣瀬直樹】
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