- 栄養コンシェルジュ®
東京こども専門学校様からのご依頼を受け、管理栄養士で栄養コンシェルジュ®講師の廣瀬直樹先生が、学校教員を対象とした90分の研修を担当しました。
テーマは「魅力的な授業のつくり方」。大学・専門学校など複数の教育現場で教壇に立ってきた経験をもとに、「専門知識を持っていること」と「相手に伝えられること」の違いや、学生の興味を引き出す授業設計について共有しました。
研修では「いただきます」を入口とした食育についても紹介。保育士・幼稚園教諭を育成する東京こども専門学校様と、栄養教育に取り組む廣瀬先生。それぞれの教育実践が交わった、学びの多い時間となりました。
東京こども専門学校様で「魅力的な授業のつくり方」をテーマに教員研修
保育士・幼稚園教諭など、子どもの成長を支える専門職を育成する東京こども専門学校様。
今回、その先生方を対象とした教員研修に、管理栄養士・栄養コンシェルジュ®講師の廣瀬直樹先生が登壇しました。
講演時間は90分。テーマは「魅力的な授業のつくり方」です。
廣瀬先生は栄養の専門家ですが、今回の中心テーマは栄養学そのものではありません。
「専門知識を、どうすれば学生に伝えられるのか」
「学生がもっと知りたいと思える授業を、どう設計するのか」
大学や専門学校などで実際に学生と向き合ってきた経験をもとに、教壇での試行錯誤や改善例も交えながら、先生方と「伝わる授業」について考える時間となりました。
未来の保育者を育てる先生方と、普段から学生や受講者へ栄養学を伝えている廣瀬先生。
分野は異なっても、そこには「人を育てる」という共通点があります。
管理栄養士・廣瀬直樹先生が教育現場で大切にしてきた「伝える力」
廣瀬先生は、管理栄養士として実務経験を積んだ後、現在は大学や専門学校など複数の教育現場で栄養教育に携わっています。
管理栄養士・栄養士を目指す学生、スポーツ分野を学ぶ学生、高校生や保護者など、これまで向き合ってきた対象もさまざまです。
対象が変われば、同じ栄養学でも伝え方は変わります。
専門的な知識を詳しく説明することが適切な場面もあれば、まず「栄養学って面白い」と感じてもらうことが大切な場面もあります。
そこで廣瀬先生が大切にしているのが、「知っている」と「伝えられる」は違うという考え方です。
専門知識が豊富であることは、教育者にとって大きな強みです。しかし、その内容が学習者の理解や興味につながらなければ、知識は十分には届きません。
今回の教員研修では、廣瀬先生が実際の授業で繰り返してきた「伝えるための工夫」が先生方と共有されました。
魅力的な授業とは「情報量の多い授業」とは限らない
専門家が授業をすると、どうしても「これも伝えたい」「ここまで知ってほしい」と情報量が増えやすくなります。
しかし、授業の価値を考えるとき、教員が「何を話したか」だけで評価することはできません。
重要なのは、授業を受けた学生に何が残ったのかです。
「面白かった」
「もっと知りたい」
「自分でも調べてみたい」
「実際にやってみたい」
こうした変化が、その後の主体的な学習につながります。
廣瀬先生も高校生を対象とした栄養講演などでは、最初から専門用語を数多く覚えてもらうことを第一の目標にはしていません。
まずは「栄養学って面白い」と感じてもらう。
興味が生まれることで、その先に自発的な学びが始まるからです。
これは栄養教育だけでなく、保育、音楽、スポーツなど、多くの教育分野に共通する視点といえるでしょう。
「いただきます」から広がる食育――身近な疑問を学びの入口に
今回の教員研修では、廣瀬先生がこれまで行ってきた食育講演の事例も紹介されました。
その一つが、「いただきます」です。
日本では日常的に使われている言葉ですが、「なぜ食事の前に『いただきます』と言うのでしょうか」と問いかけると、そこからさまざまな学びが始まります。
食べ物はどこから来るのか。
誰が育て、運び、調理しているのか。
私たちは何を「いただいて」いるのか。
食文化や生産者、命、感謝へとテーマを広げることができます。
「今日は食育を勉強します」と説明するところから始めるのではなく、誰もが知っている身近な言葉から「なぜ?」をつくる。
専門的な内容へ入る前に、学びたくなる入口をつくる。
今回の「魅力的な授業のつくり方」を象徴する実践例の一つとなりました。
東京こども専門学校様で感じた「人を育てる」教育の温かさ
今回の研修は、廣瀬先生から先生方へ一方的に授業方法を伝える時間ではありませんでした。
廣瀬先生自身も、東京こども専門学校様の先生方との交流から、多くのことを学ばせていただいたと振り返っています。
特に印象的だったのが、先生方のコミュニケーションです。
明るく、声がよく通り、自然と会話が生まれる。
講演前から温かく迎えていただき、先生方同士のやり取りからも、学校全体の活気ある雰囲気を感じられたそうです。
未来の保育士や幼稚園教諭を育てる教育現場だからこそ、人との関わり方そのものを大切にされている。
研修後には交流の時間や懇親会にもお招きいただき、授業、教育、学生について、さまざまな意見が交わされました。
「魅力的な授業」を伝えに訪れた廣瀬先生自身が、先生方から改めて「伝える力」を学ぶ。
そんな双方向の研修となったことも、今回の大きな意味だったといえます。
保育士と「食」は毎日の生活の中でつながっている
保育と栄養は、一見すると別の専門領域に見えるかもしれません。
しかし、保育現場を考えると、子どもと食は切り離すことができません。
給食やおやつを食べる。初めての食品に出会う。友達と一緒に食卓を囲む。「いただきます」「ごちそうさま」を覚える。
食べることは、子どもにとって毎日の生活そのものです。
廣瀬先生自身も管理栄養士として、乳幼児健診や離乳食教室などで、子どもと保護者の食支援に携わってきました。
そこでは、「食べてくれない」「どのくらい食べればよいのか」「いつからこの食品を食べられるのか」など、一人ひとり異なる相談に向き合う必要があります。
だからこそ食育は、「野菜を食べましょう」「好き嫌いをなくしましょう」だけではありません。
食べることを楽しむこと。食品に興味を持つこと。食文化に触れること。誰かと一緒に食べること。
子どもと「食べること」との関係を育てていくことも、食育の重要な役割です。
東京こども専門学校と「こども栄養アドバイザー™」
全国のこども専門学校様と一般社団法人日本栄養コンシェルジュ協会には、「子どもの食と栄養」を通じた教育上のつながりもあります。
東京こども専門学校のこども総合学科では、取得可能資格の一つとして「こども栄養アドバイザー™」が案内されています。
また、同校には「こども食育コース」も設けられており、保育という専門性に加えて、子どもの食について学べる教育環境が整えられています。
これは、資格を一つ増やすことだけが目的ではありません。
将来、子どもから食について質問されるかもしれない。
保護者と食について話す機会があるかもしれない。
毎日の給食やおやつを通して、子どもの「食べる」を支えることになるかもしれない。
子どものすぐそばにいる保育者が、食と栄養について学んでいることには大きな意味があります。
東京こども専門学校様が、未来の保育者にさまざまな専門性を持たせようと取り組まれている中で、栄養教育の分野でもご一緒できていることを、日本栄養コンシェルジュ協会として大変ありがたく感じています。
「専門知識」と「伝える力」がそろって、栄養学は実践につながる
今回の教員研修のテーマは「魅力的な授業のつくり方」でした。
しかし、その内容を振り返ると、栄養指導にも多くの共通点があります。
専門家が正しい知識を持つ。
それはもちろん重要です。
しかし、目の前の相手が理解できなければ、実践にはつながりません。
例えば「バランスのよい食事をしましょう」と伝えるだけでは、実際に何を選べばよいのか分からない人もいます。
なぜ必要なのか。
自分の場合はどうすればよいのか。
明日の食事から何を変えればよいのか。
そこまで相手の状況に合わせて伝えられて、初めて専門知識は生活の中で使えるものになります。
栄養コンシェルジュ®でも、身体の仕組みや栄養素、消化吸収、代謝などを学ぶだけではなく、その知識を実際の食品選択や栄養コンサルティングへつなげることを大切にしています。
結論|「教える人も学び続ける」が、教育をより良くする
東京こども専門学校様で実施された今回の教員研修では、栄養コンシェルジュ®講師・管理栄養士の廣瀬直樹先生が「魅力的な授業のつくり方」をテーマに90分の講演を担当しました。
専門知識を一方的に伝えるのではなく、学生が「もっと知りたい」と思える入口をつくること。そして、相手に合わせて専門知識を伝えること。
それは学校教育だけでなく、栄養教育や食育にも共通する大切な視点です。
そして今回、未来の保育士・幼稚園教諭を育てる東京こども専門学校様の先生方と廣瀬先生が互いの教育実践を共有できたことは、双方にとって学びのある時間となりました。
教える人ほど、学び続ける。
その姿勢が、次の世代の学びにつながっていきます。
教育現場に立つ講師から「使える栄養学」を学ぶ
今回、廣瀬先生が「教員研修の講師」を務めたことには、栄養コンシェルジュ®にとっても大切な意味があります。
栄養コンシェルジュ®の講師は、講座の中だけで栄養学を伝えているわけではありません。
大学や専門学校をはじめ、それぞれの現場で人と向き合い、「どうすれば専門知識が伝わるのか」を日々考えながら教育に携わっています。
今回の研修で廣瀬先生がお伝えした、「知っている」と「伝えられる」は違う。
この考え方は、栄養コンシェルジュ®の学びにも通じています。
栄養情報は、インターネットやAIから簡単に得られる時代になりました。
その中で必要なのは、情報を覚えることだけではなく、身体の仕組みから理解し、目の前の人に合わせて考え、実践できる形で伝える力です。
トレーナーなら、お客様へ。
保育・教育に携わる方なら、子どもや保護者へ。
医療職なら、患者さんへ。
そして、自分や家族の健康のために学ぶ方なら、毎日の食卓へ。
栄養学を「知っている」で終わらせず、人の役に立つところまで届けられる学びへ。
東京こども専門学校様をはじめ、実際の教育現場で学生や先生方と向き合う講師から直接学べることも、栄養コンシェルジュ®講座の魅力の一つです。
栄養を仕事に活かしたい方。
今持っている専門性に「栄養」という新しい力を加えたい方。
そして、「人に伝えられる栄養学」を身につけたい方へ。
栄養コンシェルジュ®という学びがあります。
👉栄養コンシェルジュ【内容・難易度・合格率・料金・評判・取得後の仕事までご紹介】はこちら
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Q1.東京こども専門学校で廣瀬直樹先生はどのような教員研修を行いましたか?
管理栄養士・栄養コンシェルジュ®講師の廣瀬直樹先生が、東京こども専門学校の先生方を対象に「魅力的な授業のつくり方」をテーマとした90分の教員研修を担当しました。学生の興味を引き出し、専門知識を分かりやすく届けるための授業づくりについて、教育現場での実践経験を交えて共有しました。
Q2.管理栄養士の廣瀬直樹先生が、なぜ教員向けに「授業のつくり方」を講演しているのですか?
廣瀬直樹先生は管理栄養士としての実務経験に加え、大学や専門学校、栄養コンシェルジュ®講座などで教育に携わっています。対象者に合わせて専門知識を伝えてきた経験をもとに、今回は栄養学そのものではなく「知識をどう伝えるか」という授業デザインについて講演しました。
Q3.東京こども専門学校では、保育士を目指す学生が食育や栄養について学べますか?
東京こども専門学校では、保育の専門教育に加えて子どもの食について学ぶ機会が設けられています。子どもにとって食事やおやつは毎日の生活の一部です。保育者が食や栄養について学ぶことは、将来の食育や子ども・保護者とのコミュニケーションにもつながります。
Q4.保育士や幼稚園教諭を目指す人が栄養学を学ぶメリットは何ですか?
保育現場では、給食、おやつ、食育、好き嫌い、離乳食、食物アレルギーなど、子どもの「食」と接する機会があります。栄養学を学ぶことで、食べ物を単純な良い・悪いで判断するのではなく、子どもの成長や生活を考えながら食と向き合うための知識を身につけられます。
Q5.「魅力的な授業」と栄養指導にはどのような共通点がありますか?
どちらも専門知識を一方的に伝えるだけでは十分ではありません。相手が興味を持ち、理解し、自分の生活や行動につなげられる伝え方が重要です。廣瀬直樹先生が大切にする「知っている」と「伝えられる」は違うという考え方は、学校教育だけでなく栄養教育にも共通しています。
Q6.栄養コンシェルジュ®とは、どのような栄養資格ですか?
栄養コンシェルジュ®は、栄養学や身体の仕組みを学び、その知識を食品選択や栄養コンサルティングへつなげることを目指す資格です。知識の暗記だけでなく、「なぜこの食品を選ぶのか」を理解し、目的や対象者に合わせて実践へつなげる力を養います。
Q7.栄養コンシェルジュ®と他の栄養資格との違いは何ですか?
栄養コンシェルジュ®では、栄養素や食品の知識を覚えるだけでなく、消化・吸収や代謝など身体の仕組みと食品選択を結びつけて学びます。さらに、学んだ知識を対象者に分かりやすく伝え、実際の食生活へ落とし込む栄養コンサルティング力を重視している点が特徴です。
Q8.栄養コンシェルジュ®は管理栄養士や栄養士にも役立ちますか?
管理栄養士・栄養士が持つ専門知識を、身体の仕組みや食品選択と改めて結びつけ、対象者への説明や提案に活用する学びとして役立てることができます。栄養コンシェルジュ®は管理栄養士・栄養士などの国家資格を代替する資格ではありません。
Q9.トレーナーや保育士など、管理栄養士以外でも栄養コンシェルジュ®を学べますか?
栄養コンシェルジュ®は、栄養を仕事に活かしたいさまざまな職種の方が学べる資格です。運動指導者なら身体づくり、保育・教育関係者なら食育など、現在の専門性に栄養学を加えることで、それぞれの職域に応じた活用が期待できます。
Q10.AIで栄養情報を調べられる時代に、栄養資格を取得する意味はありますか?
AIは栄養情報を探す手段として便利ですが、情報の正確性を評価し、目の前の人に適用できるかを考え、実践可能な方法として伝えるには専門知識が必要です。栄養コンシェルジュ®では、情報を知るだけでなく、理解・判断・実践・説明へつなげる力を重視しています。
栄養コンシェルジュ®のカリキュラムは、医学博士、医師、管理栄養士、調理師、臨床検査技師、臨床心理士、オリンピックメダリストなど、多分野の専門家が「現場で本当に役立つ栄養学」を目指して共同開発しました。知識の習得だけでなく、一人ひとりに合わせた実践力を養うことを重視している点が、多くの専門職から支持される理由の一つです。
栄養コンシェルジュ®は資格取得後も年会費・更新費が無料です。毎月の無料サロンで学んだ内容の復習、現場での疑問や悩みの共有・相談、 最新の栄養情報や考え方のアップデートができます。 資格を「取って終わり」にせず、学び続けられる・つながり続けられる環境として、多くの取得者に活用されています。
栄養コンシェルジュ®は、医療・スポーツ分野だけでなく、保育・教育分野でも活用されている実践型の栄養教育プログラムです。全国の保育士養成専門学校への導入に加え、食育や健康づくりへの関心が高まる中、主婦や会社員など幅広い層にも受講が広がっています。
日本栄養コンシェルジュ協会理事であり、北京オリンピック男子4×100mリレー銀メダリストの朝原宣治さんも栄養コンシェルジュ®を取得されています。競技生活で培われた経験に加え、栄養学を学び続けるその姿勢は、多くのアスリートやスポーツ指導者にとって大きな刺激となっています。現在では、競技力向上やコンディション管理を目的に、アスリートはもちろん、選手を支えるトレーナーやご家族などにも学びの輪が広がっています。
食品カテゴリーマップ®は、一般社団法人 日本栄養コンシェルジュ協会が開発した公式ツールです。 食品を「最も多く含まれる栄養成分」によって7つのカテゴリーに整理し、難しい栄養学をシンプルに理解できるよう設計されています。
教育機関・医療機関・スポーツの現場でも導入されており、栄養学を見てわかる形にした信頼性の高いツールとして広く活用されています。
※「食品カテゴリーマップ®」は、一般社団法人日本栄養コンシェルジュ協会が提供する栄養教育ツールであり、商標登録済みの名称です。
現在、多くの方に実践的な栄養学を広めることを目的としてフリーツールとして公開しておりますが、名称および内容の無断改変・商用利用等につきましてはご遠慮ください。