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【管理 栄養士 監修】生姜のカロリーや栄養、新生姜との違いなどについて栄養コンシェルジュがご紹介

6月15日は《生姜の日》です!
生姜の日となった由来や生姜のカロリーや栄養成分についてまとめてみました。

なぜ6月15日が《生姜の日》?

生姜は『薑(はじかみ)』とも呼ばれます。

そして石川県金沢市の波自加弥(はじかみ)神社が6月15日に生姜を祀るはじかみ大祭を毎年行っています。

ここから6月15日を生姜の日と制定したようです。

生姜は豚肉の生姜焼きなどの料理や冷奴にのせる薬味などとして使われるだけでなく、ジンジャエールやジンジャーティーなど飲み物にも使われていますね☆

生姜はビタミンB6やマンガンが豊富!

生姜100gに含まれるカロリーと三大栄養素は以下の通りです。

カロリー:28kcal
たんぱく質:0.9g
脂質:0.3g
炭水化物:6.6g

 

また生姜はビタミンB6(アミノ酸から筋肉や皮膚、粘膜を作ることを助ける役割がある)マンガン(体内のあらゆる反応をサポートする役割がある)を豊富に含んでいる食品です。

20代女性が生姜100gを食べた場合に1日に必要なビタミンやミネラルをどのぐらい摂取できるのかまとめてみました。

充足率
生姜100g食べた場合に20代女性が1日に必要な各栄養素をどの程度摂取できるかを示した割合。

*1 推定平均必要量:ナトリウム
*2 推奨量:カルシウム、マグネシウム、鉄、亜鉛、銅、ヨウ素、セレン、モリブデン、ビタミンA、ビタミンB1、ビタミンB2、ナイアシン、ビタミンB6、ビタミンB12、葉酸、ビタミンC
*3 目安量:カリウム、リン、マンガン、クロム、ビタミンD、ビタミンE、ビタミンK、パントテン酸、ビオチン

日本食品標準成分表2020年版(八訂)、日本人の食事摂取基準(2020年版)から計算。

生姜の栄養成分

生姜はカテゴリー3に分類されます!

生姜は食品カテゴリーマップの分類ではカテゴリー3となります!

ビタミンやミネラル、食物繊維を含むところがカテゴリー3の特徴です。

新生姜との違いはどこにある?

次に、生姜と新生姜では栄養価にどのような違いがあるのか調べてみました。(可食部100gで比較)

 

まずはカロリー・三大栄養素(たんぱく質・脂質・炭水化物)です。

※日本食品標準成分表(八訂)増補2023年 しょうが/根茎/皮なし/生、新しょうが/根茎/生より

カロリーやたんぱく質、炭水化物は、生姜の方が新生姜よりも多く含んでいるようです。

また、脂質は生姜と新生姜では同量のようです。

 

続いて、ビタミンです。

※日本食品標準成分表(八訂)増補2023年 しょうが/根茎/皮なし/生、新しょうが/根茎/生より

ビタミンB1(糖質をエネルギーに変換させる働きがある)は、生姜の方が新生姜よりも若干多いようです。

一方、葉酸(DNAや赤血球を作る働きを持つ)は、新生姜の方が生姜よりも若干多いようです。

また、ビタミンC(活性酸素から守る役割やコラーゲン合成を助ける働きがある)は生姜と新生姜では同量のようです。

そして、ビタミンA(粘膜や皮膚を保つ役割や視覚を維持する働きを持つ)ビタミンD(カルシウムの吸収を助ける働きがある)は、生姜と新生姜のどちらにも含まれていません。

 

最後にミネラルです。

※日本食品標準成分表(八訂)増補2023年 しょうが/根茎/皮なし/生、新しょうが/根茎/生より

ナトリウム(体内の水分量を調節する働きがある)カルシウム(骨や歯の材料という役割や筋肉の動きを保つ働きがある)は、生姜の方が新生姜よりも若干多いようです。

一方、カリウム(体水分量を調節する役割や筋肉を収縮させる働きを持つ)は、新生姜の方が生姜よりも多いようです。

また、鉄(赤血球の材料という役割を持つ)は生姜と新生姜では同量のようです。

 

ちなみに、新生姜も生姜と同様にカテゴリー3に分類されます。

生姜などの野菜が分類されるカテゴリー3の食品を毎食揃えて、健康投資をしませんか?

食品カテゴリーマップについてはYouTube動画もチェック!

YouTubeにて、一般社団法人日本栄養コンシェルジュ協会代表理事の岩崎真宏が食品カテゴリーマップについての解説動画をアップしています。

気になる方はぜひご視聴ください☆

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一般社団法人日本栄養コンシェルジュ協会

土肥慎司

ヘルスケア会社に勤務し、健康管理に関するシステムや商品の開発に携わり、
また専門学校にて栄養学の講師を担当。
その傍ら、スポーツ選手や保護者、スポーツ関係者への栄養セミナー、栄養サポートを展開。
自身も高校まで野球をしていた経験から、選手目線での提案を心掛け、
栄養士が考える100 点の食事を押し付けるのではなく、
選手や家族、チームのライフスタイルを踏まえたうえでのアドバイスに取り組んでいる。