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【管理 栄養士 監修】鯉のカロリーや栄養、鯖や鮭との違いなどについて栄養コンシェルジュがご紹介

5月1日は《鯉の日》です!
鯉の日となった由来や鯉のカロリーや栄養成分についてまとめてみました。

なぜ5月1日が《鯉の日》?

『こい(こ→5、い→1)』という語呂合わせから5月1日を《鯉の日》としたようです。

全国養鯉振興協議会が制定しました。

あまりなじみがないかもしれませんが、鯉のあらいや鯉の甘露煮、鯉こくなどの料理で楽しまれています。

鯉はビタミンDやビタミンB12が豊富!

鯉100gに含まれるカロリーと三大栄養素は以下の通りです。

カロリー:157kcal
たんぱく質:17.7g
脂質:10.2g
炭水化物:0.2g

 

20代女性が鯉100gを食べた場合に1日に必要なビタミンやミネラルをどのぐらい摂取できるのかまとめてみました。

充足率
鯉100g食べた場合に20代女性が1日に必要な各栄養素をどの程度摂取できるかを示した割合。

*1 推定平均必要量:ナトリウム
*2 推奨量:カルシウム、マグネシウム、鉄、亜鉛、銅、ヨウ素、セレン、モリブデン、ビタミンA、ビタミンB1、ビタミンB2、ナイアシン、ビタミンB6、ビタミンB12、葉酸、ビタミンC
*3 目安量:カリウム、リン、マンガン、クロム、ビタミンD、ビタミンE、ビタミンK、パントテン酸、ビオチン

日本食品標準成分表2020年版(八訂)、日本人の食事摂取基準(2020年版)から計算。

鯉の栄養成分

鯉はカテゴリー2Cに分類されます!

鯉は食品カテゴリーマップの分類ではカテゴリー2Cとなります!

たんぱく質や脂質を含むところがカテゴリー2の特徴です。

他の魚との違いはどこにある?

鯉と他の魚では栄養価にどのような違いがあるのか調べてみました。

今回はこい・さば・さけの3種類の魚を比較してみます。(可食部100gで比較)

まずはカロリー・三大栄養素(たんぱく質・脂質・炭水化物)です。

※日本食品標準成分表(八訂)増補2023年 こい/養殖/生、まさば/生、べにざけ/生より

カロリー・脂質・炭水化物は、鯖が一番多いようです。

一方、たんぱく質は鮭が一番多いようです。

 

続いて、ビタミンです。

※日本食品標準成分表(八訂)増補2023年 こい/養殖/生、まさば/生、べにざけ/生より

ビタミンB1(糖質をエネルギーに変換させる働きがある)は、鯉が一番多いようです。

ビタミンA(粘膜や皮膚を保つ役割や視覚を維持する働きを持つ)は、鯖が一番多いようです。

ビタミンD(カルシウムの吸収を助ける働きがある)は鮭が一番多いようです。

また、葉酸(DNAや赤血球を作る働きを持つ)ビタミンC(活性酸素から守る役割やコラーゲン合成を助ける働きがある)はほぼ同量のようです。

 

最後にミネラルです。

※日本食品標準成分表(八訂)増補2023年 こい/養殖/生、まさば/生、べにざけ/生より

ナトリウム(体内の水分量を調節する働きがある)鉄(赤血球の材料という役割を持つ)は、鯖が一番多いようです。

また、カリウム(体水分量を調節する役割や筋肉を収縮させる働きを持つ)は、若干鮭が多いようです。

カルシウム(骨や歯の材料という役割や筋肉の動きを保つ働きがある)は、ほぼ同量のようです。

 

ちなみに、さばやさけもこいと同様にカテゴリー2Cに分類されます。

鯉などの魚が分類されるカテゴリー2の食品を毎食揃えて、健康投資をしませんか?

食品カテゴリーマップについてはYouTube動画もチェック!

YouTubeにて、一般社団法人日本栄養コンシェルジュ協会代表理事の岩崎真宏が食品カテゴリーマップについての解説動画をアップしています。

気になる方はぜひご視聴ください☆

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一般社団法人日本栄養コンシェルジュ協会

土肥慎司

ヘルスケア会社に勤務し、健康管理に関するシステムや商品の開発に携わり、
また専門学校にて栄養学の講師を担当。
その傍ら、スポーツ選手や保護者、スポーツ関係者への栄養セミナー、栄養サポートを展開。
自身も高校まで野球をしていた経験から、選手目線での提案を心掛け、
栄養士が考える100 点の食事を押し付けるのではなく、
選手や家族、チームのライフスタイルを踏まえたうえでのアドバイスに取り組んでいる。