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【管理 栄養士 監修】しじみのカロリーや栄養、郷土料理について栄養コンシェルジュがご紹介

なぜ4月23日が《シジミの日》?

『しじみ(し→4、じ→2、み→3)』という語呂合わせから4月23日を《シジミの日》としたようです。

 

また、島根県の郷土料理には「しじみ汁」という料理があります。

農林水産省のホームページ、うちの郷土料理によると、

宍道湖周辺では、冬は味噌汁仕立てで、夏はすまし汁風にして食べられていた。シジミが生息していた環境と同じ塩分濃度(1%)で一晩砂出しをし、よく洗ったシジミを火にかけた鍋に入れ、シジミが口を開いたら味噌を入れるのが調理のポイント。
シジミの旨味だけでも美味しいが、昆布を入れて相乗効果を味わうのも良い。
「シジミは水からヒトクラ、アカガエ(赤貝)はオモせ」という出雲の言い伝えも残っている。ヒトクラとは「一瞬煮立つ」、オモせとは「から蒸し」のことで、これは「シジミは煮すぎるな」という教えである。

とのことです。

皆さんも島根県を訪れた際にはぜひ一度ご賞味ください☆

出典:農林水産省のホームページ、うちの郷土料理 島根県 しじみ汁

しじみは鉄やビタミンB12が豊富!

しじみ100gに含まれるカロリーと三大栄養素は以下の通りです。

カロリー:54kcal
たんぱく質:7.5g
脂質:1.4g
炭水化物:4.5g

※日本食品標準成分表(八訂)増補2023年より算出


またしじみは鉄(赤血球の材料という役割を持つ)ビタミンB12(赤血球を作る働きがある)を豊富に含んでいる食品です。

貧血に悩む女性やスポーツ選手に嬉しい食品ですね☆

20代女性がしじみ100gを食べた場合に1日に必要なビタミンやミネラルをどのぐらい摂取できるのかまとめてみました。

充足率
しじみ100g食べた場合に20代女性が1日に必要な各栄養素をどの程度摂取できるかを示した割合。

*1 推定平均必要量:ナトリウム
*2 推奨量:カルシウム、マグネシウム、鉄、亜鉛、銅、ヨウ素、セレン、モリブデン、ビタミンA、ビタミンB1、ビタミンB2、ナイアシン、ビタミンB6、ビタミンB12、葉酸、ビタミンC
*3 目安量:カリウム、リン、マンガン、クロム、ビタミンD、ビタミンE、ビタミンK、パントテン酸、ビオチン

日本食品標準成分表(八訂)増補2023年、日本人の食事摂取基準(2020年版)から計算。

しじみの栄養成分

しじみはカテゴリー2Bに分類されます!

しじみは食品カテゴリーマップの分類ではカテゴリー2Bとなります!

たんぱく質や脂質を含むところがカテゴリー2の特徴です。

しじみを含むカテゴリー2の食品を毎食揃えて、健康投資をしませんか?

一般社団法人日本栄養コンシェルジュ協会

土肥慎司

ヘルスケア会社に勤務し、健康管理に関するシステムや商品の開発に携わり、
また専門学校にて栄養学の講師を担当。
その傍ら、スポーツ選手や保護者、スポーツ関係者への栄養セミナー、栄養サポートを展開。
自身も高校まで野球をしていた経験から、選手目線での提案を心掛け、
栄養士が考える100 点の食事を押し付けるのではなく、
選手や家族、チームのライフスタイルを踏まえたうえでのアドバイスに取り組んでいる。