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【管理栄養士 監修】鏡開きの由来と食べ物|5分でわかる栄養コンシェルジュと学ぶ行事食

なぜ鏡餅?なぜ開く?

まず、なぜ「鏡餅」という名前が付いているのでしょうか。

それはお餅神様が宿る「鏡」に見立てたことから、「鏡餅」と呼ばれるようになりました。

 

またなぜ「開く」という言葉を使うようになったのでしょうか。

鏡餅を食べるためには小さく切らないといけませんが、昔は「切る」=「切腹」が連想されるため、刃物を使えなかったようです。

そのため、木槌で「割る」ようになったわけですが、この「割る」という言葉も縁起が悪いため避けられたようです。

そこで「開く」という言葉は末広がりで縁起が良いということから、「切る」「割る」の代わりに用いられるようになりました。

 

「鏡開き」は神様が宿る鏡に見立てた「鏡餅」を「開いて」いただくようになった日本の風習ということです。

鏡開きした後はどうするの?

本来、鏡開きをするお餅は乾燥して固くなっているため、そのまま焼いて食べるような食べ方は向いていません。

そこでお汁粉やお雑煮で食べるのが一般的です。

あるいはカラッと揚げて揚げ餅としてもよく食べられています。

鏡餅を食べることで、神様の恩恵を授かり、無病息災を願う習わしが現代にも受け継がれています。

お餅はカテゴリー1の仲間!

お餅はカテゴリー1に分類されます。

カテゴリー1の食品は糖質の1種であるデンプンが多く含まれていることが特徴です!

体調を崩しがちな1月ですが、お餅を食べてエネルギーに変わるデンプンを摂り入れていきましょう☆

お餅の栄養

神様に感謝しながら鏡開きを行い、お餅を美味しくいただきましょう☆

一般社団法人日本栄養コンシェルジュ協会

土肥慎司

ヘルスケア会社に勤務し、健康管理に関するシステムや商品の開発に携わり、
また専門学校にて栄養学の講師を担当。
その傍ら、スポーツ選手や保護者、スポーツ関係者への栄養セミナー、栄養サポートを展開。
自身も高校まで野球をしていた経験から、選手目線での提案を心掛け、
栄養士が考える100 点の食事を押し付けるのではなく、
選手や家族、チームのライフスタイルを踏まえたうえでのアドバイスに取り組んでいる。