- 栄養コンシェルジュ®
「運動しているのに、なぜ変わらないのか?」ピラティスの現場で、多くのインストラクターが感じるこの違和感。
身体は整っているはずなのに、不調が残る。思ったような結果が出ない。その背景にあるのが、「栄養」という視点です。
今回は、栄養コンシェルジュ資格を取得したピラティスインストラクター・榎本修治さんに、現場で起きた変化についてお話を伺いました。
動きだけでなく、内側まで整える。そのヒントが、この対談の中にあります。
■ インタビュイープロフィール
榎本 修治(えのもと しゅうじ)
PilatesPlus /ピラティスインストラクター・パーソナルトレーナー
栄養コンシェルジュ2ッ星取得
兵庫県明石市・JR明石駅/山陽明石駅近くにあるマシン完備のプライベートピラティススタジオ「PilatesPlus」を運営。
ピラティストレーナー及びパーソナルトレーナー歴7年。トレーニングセッション実績8,000件以上。40〜50代女性を中心に、身体の不調改善や動きやすさの向上を目的とした指導を行う。
運動指導に加え、栄養の視点を取り入れることで、より本質的な身体改善をサポートしている。
■ インタビュー要約
ピラティスやトレーニング指導に栄養学の視点を取り入れることで、「感覚的なアドバイス」から「根拠ある指導」へと変化した。
その結果、クライアントの理解度が高まり、行動が変わり、成果にもつながっている。
特に重要なのは、流行に左右されない“原理原則”を持つこと。
ピラティスやトレーニングと栄養学は切り離せない存在であり、両方を扱えることが、これからの指導者に求められる価値である。
■ クライアントの悩みは「運動だけでは解決しない」
日本栄養コンシェルジュ協会:
榎本さん、本日はよろしくお願いいたします。早速ですが、普段どのようなお客様を担当されていますか?
榎本さん:
こちらこそ、よろしくお願いいたします。
お客様の年齢層としては40〜50代の女性が多くて、「身体に不具合を感じている」「もっと楽に動けるようになりたい」という方が多いですね。
日本栄養コンシェルジュ協会:
なるほど。まさに“改善ニーズ”ですね。
その中で、運動指導だけでは限界を感じることはありましたか?
榎本さん:
ありました。動きは良くなっても、根本的な改善につながらないケースもあって…。
正直、「これ以上どうすればいいんだろう」と感じることもありました。
■ 食事指導で感じた「説明できない壁」
日本栄養コンシェルジュ協会:
お客様から食事の相談を受けることも多いですか?
榎本さん:
はい。ただ、栄養コンシェルジュ受講前は独学でアドバイスしていたので、効果を感じていただける方もいれば、そうでない方もいました。
その時に、「なぜ効果が出ないのか」を明確に説明できないことがあったんです。
日本栄養コンシェルジュ協会:
それは多くの指導者がぶつかるポイントですね。
“なんとなく正しい”は言えるけど、“なぜか”が言えない。
榎本さん:
まさにそこでした。
■ 栄養コンシェルジュを選んだ理由
日本栄養コンシェルジュ協会:
数ある栄養資格の中で、なぜ栄養コンシェルジュを選ばれたのですか?
榎本さん:
スタジオの代表が10年ほど前に栄養コンシェルジュ講座を受講していて、代表がおかわり受講(再受講)のタイミングで、サービス向上のために一緒に受けさせていただきました。
■ 「すぐ使える」と感じた実践知(現場で使える知識)
日本栄養コンシェルジュ協会:
栄養コンシェルジュ講座を受講してみて、「これはすぐ使える」と感じた内容はありましたか?
榎本さん:
食品カテゴリーマップ®はもちろんですが、細胞レベルの栄養学や健康診断結果(血液生化学検査)の分析の話も、現場ですごく使えると感じました。
これまでは「なんとなく良い」という伝え方になっていた部分も、身体の仕組みと結びつけて説明できるようになり、お客様の納得度が上がったと感じています。
また、知識だけでなく「どう伝えるか」という視点が増えたことで、相手に合わせた伝え方ができるようになったのも大きな変化でした。
日本栄養コンシェルジュ協会:
伝え方の設計ですね。
榎本さん:
はい。最初から食事の話をするのか、それとも興味付けから入るのか、相手に合わせて考えられるようになりました。
その結果、お客様の理解度や納得感に合わせた伝え方ができるようになったと感じています。
■ 栄養サポートが「感覚」から「根拠」へ
日本栄養コンシェルジュ協会:
栄養コンシェルジュ講座を受講後、クライアント指導はどのように変わりましたか?
榎本さん:
「こうすると良いです」という伝え方から、「なぜそうなのか」という理由を付け加えた指導に変わったと感じます。
伝える内容や情報量も、お客様の理解度や進捗に合わせて調整できるようになりました。
日本栄養コンシェルジュ協会:
クライアントの納得度が変わりますよね。
榎本さん:
はい。理解度が上がっていると実感しています。
■ 納得が行動を変えた瞬間
日本栄養コンシェルジュ協会:
栄養コンシェルジュ資格取得後に、印象的なエピソードはありますか?
榎本さん:
増量目的のお客様で、「食べすぎは体に良くない」と思い込んでいる方がいました。
そこで、細胞レベルの話を織り交ぜて説明したところ、「食べること=不健康ではない」と納得していただけました。
その結果、安心して食事量を増やすことができ、目標体重に近づいています。
■ ピラティスと栄養の共通点
日本栄養コンシェルジュ協会:
ピラティスと栄養の共通点は何だと思いますか?
榎本さん:
ピラティスも栄養も、とても奥が深いと感じています。すべてを理解しきるには、時間も機会も限られている中で、簡単なことではないと思います。
だからこそ大切なのは、すべてを伝えることではなく、相手のレベルや目的、興味に合わせて「必要な情報を選ぶこと」だと感じています。
■ 情報に振り回されない「軸」
日本栄養コンシェルジュ協会:
最後に、栄養コンシェルジュの受講を迷っている方へ一言お願いします。
榎本さん:
今はSNSなどで情報があふれていて、何が正しいのか分かりにくい時代だと思います。
栄養コンシェルジュでは栄養学の原理原則を学べるので、流行に惑わされることが少なくなると思います。
資格取得後のフォローアップもあるので、安心して学び続けられるのも魅力です。
■ もし栄養コンシェルジュを学んでいなかったら?
日本栄養コンシェルジュ協会:
もしこの資格を取っていなかったら、どうなっていたと思いますか?
榎本さん:
膨大なネット情報に埋もれて、その時々の流行に合わせて指導内容が変わっていたと思います。
一貫性のない指導になっていたかもしれません。
■ 価値の本質
ピラティスは「動き」を整える。栄養は「身体の内側」から整える。
この2つが組み合わさることで、初めて“本質的な変化”が起こります。
そしてその土台にあるのが、「食べ物に善悪はない。目的に合わせて選ぶ」という考え方です。
■ 結論
・ピラティスの成果を最大化するには栄養が不可欠
・感覚ではなく「根拠」が指導の質を高める
・クライアントの納得が行動を変える
・原理原則が栄養情報過多時代の軸になる
・ピラティス×栄養はこれからのスタンダード
■ 栄養コンシェルジュはこんな方におすすめ
・クライアントの食事の質問に自信を持って答えたい
・結果が出ない理由を説明できるようになりたい
・指導の質をもう一段階上げたい
・他のインストラクターと差別化したい
今回の榎本さんとの対談で印象的だったのは、「動きだけでは解決できない領域に、栄養が必要だった」という現場のリアルな声です。
運動か栄養か、ではなく「両方」。
そして重要なのは、
“何を食べるか”ではなく、「目的に合わせて選べる力」
これが指導者としての価値を大きく高めます。
ピラティスに栄養の視点が加わることで、指導は確実に次のステージへ進みます。
最後に、今回ご協力いただいたピラティスインストラクター 榎本修治さんに、心より感謝申し上げます。
日々の現場の中で感じたリアルな気づきや変化は、これからのピラティス指導において、大きなヒントになるものばかりでした。
ピラティスと栄養。その両方を大切にすることで、指導の可能性はさらに広がっていきます。
今回の対談が、多くのインストラクターの皆さまにとって新たな一歩となれば幸いです。
Q. ピラティスだけでは指導は不十分ですか?
A. ピラティスだけでも効果はありますが、栄養教育を組み合わせることで成果は大きく向上します。
身体は運動と栄養の両方で変化するため、どちらか一方では限界があります。
Q. なぜ同じピラティス指導でも結果に差が出るのですか?
A. 結果の差は主に栄養状態と生活習慣の違いによって生まれます。
同じ運動でも、エネルギー不足や栄養バランスの乱れがあると身体は変化しにくくなります。
Q. ピラティス指導に食事指導は必要ですか?
A. はい、身体の根本的な改善を目指す場合、食事サポートは非常に重要です。
特に体質改善や不調改善では、栄養の影響が大きく関わります。
Q. ピラティスと栄養はどのように関係していますか?
A. ピラティスは身体の動きを整え、栄養は身体の内側を整えます。
この2つを組み合わせることで、より効率的に身体を改善できます。
Q. なぜ栄養の話はクライアントに伝わりにくいのですか?
A. 栄養の知識だけでなく、伝え方が重要だからです。
相手の理解度や関心に合わせて説明することで、行動につながりやすくなります。
Q. 栄養コンシェルジュとはどんな資格ですか?
A. 栄養コンシェルジュは、原理原則に基づき、現場で使える栄養指導スキルを学べる資格です。
個人の目的に合わせた食事提案ができる力を養います。
Q. 他の栄養資格との違いは何ですか?
A. 栄養コンシェルジュは「原理原則」と「実践力」に特化している点が特徴です。
流行に左右されず、どんなクライアントにも対応できる指導力が身につきます。
Q. 未経験でも栄養コンシェルジュは学べますか?
A. はい、未経験でも基礎から体系的に学べるため問題ありません。
初学者でも理解しやすい構成になっています。
Q. 学んだ内容はすぐ現場で使えますか?
A. はい、食品カテゴリーマップ®などの実践ツールにより、学んだ内容はすぐに活用できます。
現場での指導を前提に設計されています。
Q. 栄養コンシェルジュを取得すると何が変わりますか?
A. 指導に一貫した軸ができ、クライアントへの説明力と信頼性が向上します。
結果として、成果・継続率・満足度の向上につながります。
栄養コンシェルジュ注目の背景には、医学博士、医師、管理栄養士、調理師、臨床検査技師、臨床心理士、オリンピックメダリストによってつくられた信頼と安心のカリキュラムがあります。
難しいはずの医学や栄養学の内容を丁寧に教えてもらえるので、充実度が高く、初めて栄養学を学ぶ方でも安心です。
「栄養で人と未来を輝かせる」を理念に、科学的・医学的根拠に基づいた栄養知識の普及と、現場で活用できる実践的スキルを持つ人材の育成に取り組むヘルスケア教育機関です。
栄養コンシェルジュ資格は、主に現場で活動するトレーナーや医療従事者の多くが取得していますが、近年のヘルスケアの注目により、会社員や主婦、保育士など健康や食育に興味を持ち、栄養学をきちんと学びたかった方々の取得が急増している資格です。