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【管理栄養士 監修】栄養コンシェルジュと一緒に学ぶ、カカオ豆から考えるSDGs(エスディージーズ:持続可能な開発目標)

もうすぐバレンタインですが大切な人へのチョコレートの準備は進んでいますか?
なんだか町中がそわそわする季節ですね☆

そんなバレンタインの時期に需要が増えるチョコレートはカカオ豆から作られます。
そこで今回はチョコレートに欠かせないカカオ豆からSDGsに取り組む事例をご紹介します。

カカオ農家が抱える貧困の問題

SDGsのゴールの1つに「貧困をなくそう」があります。

チョコレートの原料となるカカオ豆の生産者でも貧困が問題となっています。

異常気象の影響を受けてカカオ豆の収穫量が激減したり、カカオ豆の買取価格が急落したりと収益が安定せず、貧困が解消されない現状があります。

 

このような現状を打開しようと、新しい形でカカオ豆の生産者と関係を築いている企業があります。

生産者の課題解決は子どもたちの未来に繋がる

上述のようなカカオ豆農家が抱える課題に対して、真摯に向き合い取り組んでいるのがDari Kという会社です。

この「Dari K」では現地の生産者に対して栽培・発酵指導を行っています。

そうすることでカカオ豆の品質や収穫量が向上したようです。

品質が高いカカオ豆は「Dari K」が高値で買い取るため、農家の収入アップとなっています。

こうして収益が上がったカカオ豆農家が何にお金を使用するのかというと、子どもたちへの教育だそうです。

このように農家の収益が上がると、現在だけでなく未来の貧困を救うことに繋がっています。

チョコレートには果糖が豊富!

カカオ豆から作られるチョコレートは糖質の1種である果糖を多く含んでいます。

食品カテゴリーマップではカテゴリー6に分類されます!

カテゴリー6の食品の食べ過ぎは肥満に繋がるので適度な範囲で楽しみましょう☆

「カカオ豆」について調べてみた感想

普段何気なく食べているチョコレートですが、カカオ豆農家や「Dari K」といった企業の努力のおかげで成り立っているんですね。

SDGsを勉強しよう!とすると堅苦しくなってしまいますが、いつも食べているチョコレートを出発点にして学ぶとより身近に感じることができますね☆

今回のカカオ豆にまつわる取り組みのように、SDGs関連についてまたご紹介していきます!

一般社団法人日本栄養コンシェルジュ協会

土肥慎司

ヘルスケア会社に勤務し、健康管理に関するシステムや商品の開発に携わり、
また専門学校にて栄養学の講師を担当。
その傍ら、スポーツ選手や保護者、スポーツ関係者への栄養セミナー、栄養サポートを展開。
自身も高校まで野球をしていた経験から、選手目線での提案を心掛け、
栄養士が考える100 点の食事を押し付けるのではなく、
選手や家族、チームのライフスタイルを踏まえたうえでのアドバイスに取り組んでいる。